幾重にも重なる花弁が美しい「ラナンキュラス」は、キンポウゲ科キンポウゲ属(「ラナンキュラス」属)の多年草です。
「ラナンキュラス」の語源は、ラテン語の「ラナ(蛙)」で、蛙がいそうな水辺に自生していた事が由来です。
原種はヨーロッパからイラン辺りの中近東まで分布し、その後世界中で改良が続けられました。
元は花弁5枚の一重咲きですが、現在は八重咲きが主流です。
花期は3月から5月です。
今回は、「ラナンキュラス」の花言葉について解説します。
「ラナンキュラス」の花言葉
「とても魅力的」「華やかな魅力」が「ラナンキュラス」に共通する花言葉です。
いずれも、恋のアプローチとしての贈り物に特に向きます。
「とても魅力的」
魅力的な花をそのまま表した花言葉です。
魅力溢れる人へ贈るのに向きます。
魅力的というのは主観なので、あなたがそう思う相手なら誰にでも合います。
「華やかな魅力」
ゴージャスな花からイメージされた花言葉です。
同じ由来で「光輝を放つ」という花言葉も付いています。
華やかで場を支配するような雰囲気の人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、繊細な魅力の人です。
華やかな魅力は、もう少しパワフルなイメージです。
「ラナンキュラス」の色別花言葉
カラフルな「ラナンキュラス」には、色別でも花言葉が付いているので見ていきましょう。
白い「ラナンキュラス」の花言葉
「純潔」といいます。
色に染まっていない純粋なイメージから付いた花言葉です。
純粋な性格の人や、単純に綺麗好きな人へ贈るのに向きます。
赤い「ラナンキュラス」の花言葉
「あなたは魅力に満ちている」といいます。
赤の情熱的なイメージから、直接的な愛の言葉になっています。
恋の告白や、恋人への愛情表現に向きます。
ピンクの「ラナンキュラス」の花言葉
「飾らない美しさ」です。
白ほど純粋ではありませんが、他の色ほど濃くもない、ほんのり色づくイメージから付いた花言葉です。
食卓などに置き、日常的に楽しむのに向きます。
紫の「ラナンキュラス」の花言葉
「幸福」といいます。
紫の花はしばしば高貴さを表すものとされますが、好ましい印象を昇華した結果のような花言葉になっています。
いつでも誰にでも良い意味ですが、結婚式のような幸せ溢れる場面に特に向きます。
黄色い「ラナンキュラス」の花言葉
「優しい心遣い」といいます。
昔話が由来になった花言葉です。
ある2人の青年が、1人の美しい娘に恋しました。
娘の気持ちが友の方にあるのを知り、青年「ラナンキュラス」は想いを秘めたまま身を引き、失意のままに命を落としました。
その墓前に生えたのが、彼の肌色のような金茶色(黄色)の「ラナンキュラス」だったのです。
この花言葉は、彼の心遣いを表したものです。
心遣いを受けた時、お礼として贈るのに向く花言葉です。
オレンジの「ラナンキュラス」の花言葉
「秘密主義」です。
黄色い「ラナンキュラス」と同じ由来で付いたものです。
こちらでは、金茶色をオレンジと解釈しています。
「ラナンキュラス」青年が、自分の想いを最後まで秘密にし、友人が幸せになるよう気遣った事から付いた花言葉です。
自分の事を明かさない人や、口が固く信頼出来る人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ラナンキュラス」は豪華で美しく、贈り物にも映えます。
花言葉を知れば、更に心がこもるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。