「ラッパスイセン」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ラッパスイセン」の花言葉とは? 花言葉

「ラッパスイセン」はヒガンバナ科スイセン属の多年草です。

その名の通りスイセンの一種で、ラッパに似た細長い部位を持つ花を付けます。

このラッパに似た部位は副花冠(ふくかかん)と呼ばれるもので、雄しべの付属物であると考えられているそうです。

また副花冠を囲むように6枚の花びらが付きます。

草丈は15〜50cmほどで、開花期は主に3〜4月。

しかし品種によっては晩秋に咲き始めるものもあるそうです。

花の色は白、黄色、オレンジ。

このうち最もよく見られるのは黄色のものです。

「ラッパスイセン」の花言葉

「ラッパスイセン」の花言葉は「尊敬」「報われぬ恋」です。

「尊敬」という花言葉は「ラッパスイセン」がウェールズの国花に指定されていることからきています。

またウェールズでは「聖デイビッドの日(3月1日)」「ラッパスイセン」「リーキ(西洋ネギ、ポロネギ)」の飾りを身に付けて祝う風習があるそうです。

一方、「報われぬ恋」という花言葉はナルキッソスに関する逸話からきています。

ナルキッソスとはギリシャ神話に登場する少年で、人間の女性はもちろん、人間の男性や人ならざる者をも虜にしてしまうほどの美しさを持っていました。

しかし神の怒りに触れたことから、結局は水面に映った自分に恋をして溺れ死んでしまうという結末を辿ってしまいます。

そしてナルキッソスが死んだ場所にスイセンの花が咲いたとされていることから、このような花言葉が付きました(苦しんだナルキッソスがスイセンの花に姿を変えたとする説もあります)。

ゆえに「ラッパスイセン」だけでなく、スイセンにも「うぬぼれ」「自己愛」といったナルキッソスをイメージさせる花言葉が付いています。

また自己中心的な人物を表すナルシストという言葉は、ナルキッソスからきているそうです。

それはさておき、「ラッパスイセン」を花言葉を込めたギフトにするなら、「尊敬」を象徴するものにするのが良いでしょう。

例えば永年勤続表彰のセレモニーにおいて尊敬されている方に贈る、卒業式の際に先輩方に贈る花束に入れるなどの使い方が考えられます。

ただしネガティブな花言葉もあるので、万全を期すならメッセージカードを添えたり、他の「尊敬」という花言葉を持つ花、例えばサルビア、ゼラニウム、白いバラなどと組み合わせたりするのが良いでしょう。

「ラッパスイセン」の豆知識

「ラッパスイセン」を含むスイセンの仲間は、風水の分野においては運気を上げる縁起の良い花だとされています。

白い花のものは北に、黄色の花のものは西に飾るのが良いそうです。

またできるだけ花が大きなものを選ぶと良いとされています。

まとめ

「ラッパスイセン」はスイセンの一種です。

その名の通り花にラッパに似た細長い部位があることが特徴で、花色には白、黄色、オレンジがあります。

花言葉は「尊敬」「報われぬ恋」

これらは「ラッパスイセン」がウェールズの国花に指定されていることや、美少年ナルキッソスの逸話からきています。

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