「ヨモギ(蓬)」の花をご存知でしょうか。
「ヨモギ(蓬)」は日本などの北半球が原産であり、キク科ヨモギ属の耐寒性多年草です。
「ヨモギ(蓬)」と聞くと、草餅を思い浮かべる人も少なくはないでしょう。
実は「ヨモギ(蓬)」にも花はあり、9月?10月にかけて、褐色の小さな花を咲かせています。
花が小さく控え目な色なのは、「ヨモギ(蓬)」が風で受粉するタイプであるため、虫に見つけてもらえるように目立つ色や大きな花にする必要がなかったことが理由だと言われています。
今回は「ヨモギ(蓬)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ヨモギ(蓬)」の花言葉
「ヨモギ(蓬)」の花言葉は、基本的には「幸福」という意味が有名です。
控えめな花姿でありながらも、温かく穏やかな意味を持っています。
また、「夫婦愛」「決して離れない」という意味もあります。
大切な人に送りたくなるような、優しい意味ばかりですね。
「幸福」
大切な相手へ、共に幸せな日々を過ごせていることへ感謝したい時におすすめです。
「夫婦愛」
結婚記念日など、パートナーとの記念日にぴったりです。
「ヨモギ(蓬)」は育てやすい植物なので、庭で育てるのもいいですね。
「決して離れない」
愛の告白にぴったりな意味合いです。
「ヨモギ(蓬)」をお酒に浸けた蓬酒を、パートナーと楽しむのも素敵です。
「ヨモギ(蓬)」の花言葉の由来
「夫婦愛」という意味は、「ヨモギ(蓬)」の属名の学名が由来とされています。
「ヨモギ(蓬)」はキク科ヨモギ属の植物ですが、ヨモギ属は別名でアルテミシア属とも言われています。
このアルテミシアという言葉は、ギリシャ神話の女神であるアルテミスが語源です。
アルテミスとは、太陽の神であるアポロンの双子の妹とされており、月の女神とも言われています。
また、多産をもたらす出産の神でもあり、妊婦の守護神とされてきました。
「ヨモギ(蓬)」は、アルテミスの聖草とされているのです。
このことから、「夫婦愛」という意味が付けられたと言われています。
「ヨモギ(蓬)」の豆知識
「ヨモギ(蓬)」は万能ハーブと呼ばれるほど、様々な活用方法があります。
薬味やハーブとしてだけでなく、生薬や蓬酒としても楽しまれています。
また、葉の煮汁をお風呂に入れた蓬湯は保湿や発汗効果があるため、アロマバスとしても人気です。
まとめ
「ヨモギ(蓬)」は様々な活用方法だけでなく、花言葉も素敵なものばかりです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。