黄色い花が美しい「ユウスゲ(夕菅)」は、ススキノキ科(旧ユリ科)ワスレグサ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、シベリア、国内では本州、四国、九州に分布し、山野のやや乾いた場所に生育します。
花色はレモン色、形はラッパ状で、やや上向きに咲きます。
花期は7月から9月です。
今回は「ユウスゲ」の花言葉について解説します。
「ユウスゲ(夕菅)」の花言葉
「麗しき姿」「媚態」といいます。
人を形容する良い言葉と意味深な言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「麗しき姿」
美しい「ユウスゲ」の姿から付いた花言葉です。
特にラッパ状の花の付き方が、人の顔を思わせる事から、美しい人の姿と結び付いています。
そのまま、見目麗しい人へ贈るのに向く花言葉です。
顔だけというよりも、立ち座りの姿や精神性など全体的に美しい人に、特に合います。
麗しい恋人への愛情表現としても良いでしょう。
大人向けメイク用品のブランドイメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、麗しさを身に付けようと意識するのも良いでしょう。
姿勢を気にするだけでも、雰囲気は大幅に改善されます。
この花言葉が合いそうで合わないのは、美しくても刺々したイメージの人です。
麗しいという言葉は、「潤う」に通じるため、見る人に好ましい印象を与えないと意味がずれます。
「媚態」
「ユウスゲ」が、夕方に咲いて翌日にはしぼんでしまう事から、男女の一夜の関係をイメージした花言葉です。
上向きの花が、人の顔を上目遣いに見る、媚びた仕草に似ているというのも、意味が合います。
「異性に媚びて浅ましい」というニュアンスがどうしても付いてしまうため、誰かに贈るには向きません。
セクシュアルな魅力がある芸能人へのファンレターに添えるには良いでしょう。
創作で、「傾国の美女」などのキャラクタイメージにも使えます。
「ユウスゲ(夕菅)」の豆知識
「ユウスゲ」の名は、夕方に花が咲き翌日にしぼむ性質と、葉が「スゲ(菅)に似て細長い事から付いた名です。
種類としてはスゲとは全く違います。
別名を「キスゲ(黄菅)」といいますが、こちらは花色から付いたものです。
まとめ
「ユウスゲ」は美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。