「ヤマブキショウマ(山吹升麻)」は、バラ科「ヤマブキショウマ」属の多年草です。
北半球温帯に分布し、国内では北海道から九州の山野や岩場などに見られます。
黄白色の小花を密生させた30cm程の花穂をつけ、花期は6月から8月です。
今回は、「ヤマブキショウマ」の花言葉について解説します。
「ヤマブキショウマ(山吹升麻)」の花言葉
「爽やか」といいます。
山の中で、輝くような白い花穂を真っ直ぐにいくつも伸ばす様子から付いた花言葉です。
夏にキャンプに出かけた時、早朝に目を覚まし、まだ涼しい森を散歩し、「ヤマブキショウマ」を見かけたなら、これは確かに清々しく爽やかな気持ちになれるでしょう。
言動がさっぱりして明快な人へ贈るのに向きます。
スポーティーでありながら、汗臭さを感じさせない人にも良いでしょう。
蒸し暑い時期もさっぱりと過ごせる洗顔料の商品イメージにも使えます。
緑が近く、目覚めが爽やかなリゾートホテルの予約サイトのデザインにも合います。
スマホの待ち受けにして、爽やかさを心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、はっきりしているけれど押しつけがましい人です。
爽やかさは、相手を心地よくするもので、そこに神経が行き届いていなければ、形をなぞっただけにしかなりません。
「ヤマブキショウマ(山吹升麻)」の豆知識
「ヤマブキショウマ」の名は、葉が「ヤマブキ(ヤマブキ)」に似ていて、根が生薬の「升麻(ショウマ)」の代用として利用出来た事から付いたものです。
ヤマブキとは同じバラ科ですが、花は全く似ておらず、どちらかというと「トリアシショウマ(鳥足升麻)」に似ています。
「升麻」と名が付く植物には、キンポウゲ科の「サラシナショウマ(更級升麻)」、ユキノシタ科の「アカショウマ(赤升麻)」「トリアシショウマ(鳥足升麻)などがあり、かなり大雑把な括りで付いた名前である事が分かるでしょう。
植物としての分類よりも、薬効ありきで経験的に付けられた名なのです。
尚、「升麻」の語源は、「葉が麻に似て薬としての性質が上升(昇)する」という意味とされています。
まとめ
「ヤマブキショウマ」は特徴的で美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。