「モチノキ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「モチノキ」の花言葉とは? 花言葉

「モチノキ」は、「モチノキ」「モチノキ」属の常緑樹です。

海外では中国、朝鮮半島、台湾、国内では宮城県以南に分布し、沿岸や暖地の山地に自生します。

日本庭園の庭木としても植栽されており、「モッコク」「モクセイ」と共に「三大庭木」「3モ」「3M」とも呼ばれます。

花は直径8mm程の黄緑色で、数個ずつまとまって咲き、全体的には穂のようになりますが、あまり目立ちません。

花期は4月から5月です。

果実は直径15mm程の球形で、赤く熟します。

今回は、「モチノキ」の花言葉について解説します。

「モチノキ」の花言葉

「時の流れ」といいます。

「モチノキ」は常緑樹のため、一見すると時の流れをむしろ感じさせない姿です。

この花言葉は、果実が元になっています。

「モチノキ」の果実は、最初は淡緑色で、晩秋には赤くなり、冬まで残ったものは黒くなるというように、時間の経過がゆっくり目に見えるのです。

一方、「モチノキ」が昔の日本庭園などにもしばしば植栽され、かつての時代を感じさせる事からも意味が合います。

古くからの友人や、長年連れ添った配偶者、成長した子供などに贈るのに向く花言葉です。

歴史的な文物を収蔵した博物館の庭木にも良いでしょう。

時計メーカーのシンボルとして、会社や工場の敷地に植えても意味が合います。

注意力が足りず遅刻しがちな時、スマホの壁紙にして、時間がどれだけ流れたかを意識するのも良いでしょう。

この花言葉が合わないのは、付き合いの浅い人です。

今後も長く付き合いを続けたいという場合には合います。

「モチノキ」の豆知識

「モチノキ」「黐の木」「餅の木」と書きます。

これは、お正月に食べる餅ではなく、「鳥黐(トリモチ)」を意味します。

トリモチは樹皮から作られるベタベタした物質です。

かつては、これを鳥が留まる木の枝などに塗ったり、竿に付けて振ってくっつけるなどして、鳥を捕るのに使いました。

現在では、残酷な方法であるとして、禁止猟具にされています。

ガムが髪の毛にくっつく状態が、全身に起こると考えれば、禁止理由も分かるでしょう。

一方、狩猟ではなくネズミなどの駆除用に売られる事はありますが、「モチノキ」から作ったトリモチを使う事は通常ありません。

トリモチと食べる餅の関係は、「ベタベタしているもの」という共通点から呼ばれるようになったものです。

まとめ

「モチノキ」は、庭園の風景によく馴染み、意識する事もないかも知れません。

花言葉を知れば、存在に気付き、楽しむ事も出来るでしょう。

風景の解像度を増す、花言葉を是非参考にして下さい。

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