「赤クローバー」とも呼ばれる「ムラサキツメクサ(紫詰草)」は、マメ科シャジクソウ属の多年草です。
ヨーロッパ、西アジア、北西アフリカ原産で、世界中に帰化しており、日本へは明治時代に牧草用として、「シロツメクサ」と共に移入、野生化しています。
花は紅紫色の小花が球形に集まって咲き、花期は5月から8月です。
今回は、「ムラサキツメクサ」の花言葉について解説します。
「ムラサキツメクサ(紫詰草)」の花言葉
「善良で陽気」「豊かな愛」「勤勉」「実直」といいます。
人を表す良い意味が揃うため、贈り物などに向きます。
「善良で陽気」
太陽の下で茎を這わせ生い茂り、多数の花が咲き誇る様子から付いた花言葉です。
振る舞いが正直で笑顔を絶やさない人へ贈るのに向きます。
明朗会計で挨拶が元気な居酒屋の宣伝イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、人の不幸を喜び陽気になる人です。
善良さは簡単には身に付きません。
「豊かな愛」
「ムラサキツメクサ」が生い茂り、牧草として家畜を養う事から付いた花言葉です。
別の説としては、アイヌの伝承で、水死した恋人達の話があります。
ある時、船が転覆し男性が帰らぬ人となり、それを知った恋人も、後を追って入水しました。
その水辺に「ムラサキツメクサ」が咲いた、というものです。
愛情深い人へ贈るのに向く花言葉です。
「勤勉」
「ムラサキツメクサ」の学名は、「トライフォリウム(三葉)・プラテンス(牧場で見られる)」で、牧場のイメージが強い名です。
ここから、牧場で熱心に働く人をイメージした花言葉です。
一方、「ムラサキツメクサ」が、牧草の他、薬やタバコの風味付けなど、様々に使える事からも意味が合います。
仕事熱心で生真面目な人へ贈るのに向きます。
一方、趣味の為なら努力を惜しまない人も、趣味仲間同士なら意味は合います。
この花言葉が合わないのは、仕事に時間ばかりかけ実績が上がらない人です。
辻褄を合わせず雑に仕事しても、すぐばれます。
「実直」
牧場で真面目に働く人のイメージから付いた花言葉です。
牧場の仕事は、手を抜けば家畜のコンディションに影響するため、自分の都合で休んだりごまかしたりは出来ません。
中身の詰まった実直さが重要になるのです。
真面目で、どんな仕事にも手を抜かない人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ムラサキツメクサ」は、見慣れた雑草として、見過ごされる事も多い花です。
花言葉を知れば、意識が向き、見つける事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。