香りの良い「ミント(ハッカ)」はシソ科ハッカ属の多年草で、様々な品種が存在します。
ユーラシア大陸原産で繁殖力が強く、南アフリカやオーストラリアにも分布が見られます。
花は白か淡いピンク色で、花期は7月から9月です。
今回は、「ミント」の花言葉について解説します。
「ミント(ハッカ)」の花言葉
「元気回復」「貞淑」「燃え上がる恋」「もう一度愛して下さい」などがあります。
多数の花言葉はどれも良い意味で、お見舞いにも向くのですが、恋の言葉も含むため、相手との関係性によって使い分けましょう。
「元気回復」
「ミント」は、その香りから様々に利用されます。
漢方薬としても清涼、発汗、消化促進など様々な効果があるとされます。
そんな性質から付いた花言葉です。
同じ由来で「効能」「爽快」「喜び」「有徳の人」「賢明さと美徳」「思いやりの気持ち」「温かい気遣い」「かけがえのない時間」など多数の花言葉が付いています。
気分が落ち込んでいる友人や家族に贈るのに向く花言葉です。
お見舞いにも良いでしょう。
プランターに植え、気分が優れない時、葉をドリンクに入れる等、楽しめます。
この花言葉が向かないのは、あなたが原因で気分を落ち込ませている人です。
まずは謝罪の意味がある花言葉にしておきましょう。
元気づけるのはその後です。
「貞淑」
ギリシャ神話に由来のある花言葉です。
冥府を流れるコキュートス川の精霊「メンテー」は、冥府の王「ハーデス」に見初められ、さらわれそうになりました。
これを見たハーデスの妻、女神「ペルセポネー」は、メンテーを草に変えてハーデスから隠し、守ったのです。
昨今は、あまり贈るのには向かない花言葉です。
創作で、キャラクタイメージとして使う事はできます。
「燃え上がる恋」
こちらもギリシャ神話が由来の花言葉です。
精霊メンテーへの冥府の王ハーデスの恋心を表します。
恋の告白に向く花言葉です。
恋人に贈るのも良いでしょう。
気分が冷め気味の恋人にも、熱々な恋人にも意味が合います。
「もう一度愛して下さい」
草になった精霊メンテーが、香りを放ち、今も人に存在を伝えている事から付いた花言葉です。
同じ由来で「もう一度仲良くしましょう」「かけがえのない時間」などの花言葉もあります。
仲直りに向く花言葉です。
特に何ない時に伝えると、「愛情表現が全然足りない」という催促になりますが、やや皮肉っぽく可愛げに欠ける表現で、相手によっては腹を立てる事もあります。
まとめ
「ミント」は身近な植物です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。