細かく枝分かれした茎が特徴的な「ミルクブッシュ」は、トウダイグサ科トウダイグサ属の熱帯性の多肉植物です。
アフリカ原産で、鑑賞用として流通しています。
現地では民間薬としての利用もあったようですが、有効性は疑問視されています。
本来、黄色く小さい花を付けますが、日本の気候では滅多に咲きません。
今回は、「ミルクブッシュ」の花言葉について解説します。
「ミルクブッシュ」の花言葉
「穏やかな性格」といいます。
藪を作る植物は、しばしば棘を生やしますが、「ミルクブッシュ」は毒性こそあるものの、攻撃的な見た目はしていません。
また、多肉質なため、茎は丸みを帯びて柔らかな印象があります。
特に幼い個体はそれが顕著です。
これに、ミルクという名前も合わせ、子供を優しく包み込む親のイメージで付いた花言葉です。
穏やかな人といるとホッとします。
理不尽に怒る事もなく、かといって怒るのを貯め込んでいるという風でもありません。
当然、穏やかな人にも腹の立つ事や、悲しくなる事もあります。
けれど、そこに理由を見出し「それなら仕方ない、もっともだ」と、受け流すのです。
それで処理仕切れない事があっても「目の前のこの人に言っても仕方がない」と、切り分けてしまいます。
一方で、捨てきれなかった悪い感情は、穏やかな人が頼る相手のところで解消している事もあります。
つまり、単に優しい性格というだけでは、維持出来ないものです。
従って、穏やかな人と結婚を考える場合は、その穏やかさが、その人本来の性質なのか、テクニックでそう振る舞っているかは考える必要があります。
穏やかで一緒にいると安心出来る親しい人へ贈るのに向く花言葉です。
イライラを他人にぶつけるような人には向きません。
「ミルクブッシュ」の豆知識
「ミルクブッシュ」の名は「ミルク(乳)」「ブッシュ(藪)」です。
ブッシュの方はひと株でも藪になりそうな茎の多さから付いたものです。
一方、ミルクの方は見た目が白いのではなく、茎を傷つけた時に出る乳液が元になった呼び名です。
この乳液は毒性が強いため、自分で育てる時は皮膚に付いたり目に入らないよう注意しましょう。
別名を「アオサンゴ(青珊瑚)」「ミドリサンゴ(緑珊瑚)」といいます。
葉が目立たず茎だけの様子が、海中のサンゴが作る「サンゴジュ(珊瑚樹)」のように見える事から付いたものです。
まとめ
「ミルクブッシュ」は個性の強い植物ですが、一見するとただの葉が落ちた藪のようです。
花言葉を知り、興味を深めれば、その独特な姿や性質を楽しめるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。