特徴的な花の「ミズトラノオ」は、シソ科「ミズトラノオ」属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、国内では本州、四国、九州に少数分布し、生息域は湿地や休耕田などの湿ったり、ごく浅い水に覆われた土地です。
花は水上に突き出た茎の先端に直径1cm程の穂を形成し、全体に淡い紫色で雄しべが突き出、毛が密生する小花が下から咲いていきます。
今回は、「ミズトラノオ」の花言葉について解説します。
「ミズトラノオ」の花言葉
「良心からの嘘」といいます。
猫科の尻尾を思わせるフワフワして可愛らしく優しいイメージの花ですが、実際には恐ろしい「虎」の名前が付いている事から付いた花言葉です。
童話のようなイメージで、心優しいけれど見た目が恐ろしい虎が、相手を怖がらせないように、尻尾だけ見せてあやしているとも解釈できます。
絶滅危惧種として扱われるため、人へ贈る時は画像や栽培個体に限りましょう。
野生種を採取してはいけません。
人を喜ばせるために嘘を見せる手品師の友人へ贈るのに向く花言葉です。
同様に、小説家などの物語を作る人、特殊メイクやCGクリエイターなどの映像を作り上げる人、妄想や物忘れに話を合わせつつ対応する介護職員、苛立っても笑顔で顧客対応する売り場従業員など、様々な仕事の人に合います。
人を離れ、視覚をごまかしてスリムに見せるデザインの衣服などにも良いでしょう。
自宅に植えて、自分の嘘が本当に良心からだったか省みる事も出来ます。
この花言葉が合わないのは、私利私欲のために嘘をつく人です。
肯定すれば、一層周囲に迷惑をかけていくでしょう。
そういう人にこの花言葉を贈ったとしても「確かに私に合っている」としか言わないため、自分の頭で判断する必要があります。
「ミズトラノオ」の豆知識
「ミズトラノオ」は、「水虎尾」と書きます。
水辺に生えて、虎の尻尾のような太く毛に覆われた花を咲かせる事から付いた名です。
これよりも小さい同属品種には「ミズネコノオ(水猫尾)」という名前が付いています。
護岸工事や浚渫工事などの影響で湿地が失われていく昨今、野外で「ミズトラノオ」を見かける機会はごく稀です。
一方、アクアリウムなどの栽培用としては流通しています。
販売時は「グリーンオランダプラント」という別名で呼ばれる場合もあります。
まとめ
水辺に生える「ミズトラノオ」は美しいものです。
花言葉を知れば、更に興味が深まるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。