「マドカズラ」は、サトイモ科モンステラ属の多年草です。
中央アメリカ原産の薄暗い熱帯雨林に生育する植物で、半日陰を好みます。
日本では、特徴的な葉を楽しむ観葉植物として利用されます。
「マドカズラ」は「窓葛」と書き、葉に窓のような穴が開いている事と、半蔓性で伸び広がる性質から付いたものです。
この「窓」は、同属の「モンステラ」と似ていますが、モンステラは葉の縁まで切れた「切れ目」になっているのに対し、窓葛は葉の縁は繋がった「穴」の形です。
今回は、「マドカズラ」の花言葉について解説します。
「マドカズラ」の花言葉
「壮大な計画」「献身」「深い関係」「嬉しい便り」です。
モンステラ属の花言葉と共通します。
いずれも良い意味で、大きなプロジェクトなどで頑張る人を応援するメッセージになります。
「壮大な計画」
「マドカズラ」の葉の穴は、1枚で見れば不利な性質です。
葉は光合成のためのエネルギー製造組織ですから、面積は広いに越した事はありません。
一方、葉が複数付く株で考えると変わってきます。
生い茂る葉は、下の葉を隠してしまいます。
更に、晴れる時ばかりではありません。
スコールの激しい雨粒は、葉に大きな衝撃を加えます。
そんな時、葉に窓が空いていれば、日光を通し、衝撃も和らげてくれるのです。
そんな計画性から付いた花言葉が「壮大な計画」です。
計画性のある人へ贈り褒めるのに向きます。
自分の計画性を意識するために居室などに飾るのも良いでしょう。
「献身」
下の葉にも日を届けるため、葉が自ら窓を開いたというイメージで付いた花言葉です。
誰かの為に、身を献じるのは美しい事です。
一方、相手にその価値があるのか、今がその時なのかは考慮する必要があります。
行為そのものが美しいというのは、しばしば「献身」を求める人が使う論法ですので、気を付けましょう。
自分が何かの目的の為、身を削っても構わないという覚悟のため、飾るのに向きます。
他人の「献身」を求める為に贈るのはやめましょう。
その世界の成員は減っていく一方ですから、あなたの順番もすぐまわってきます。
「深い関係」
窓と成長の関係、または、葉たちの相互関係を表す花言葉です。
人間は独りでは生きていけないものです。
関係の広さと深さによる総量が、その人の強さとも言えます。
一方、関係が多くなりすぎると、身動き困難です。
このバランスが取れている人が、物事を成し遂げられるとも言えます。
恋人や親友など、それなりに深い関係性のある相手へ贈るのに良いでしょう。
一方、深くて当たり前の家族へは向きません。
「嬉しい便り」
穴を通して雨粒や日光が下の葉に届く様子から付いた花言葉です。
嬉しい便りは2倍嬉しいものです。
まず、その相手が気にしていてくれた事が嬉しく、次に内容で嬉しくなります。
便りは双方向なもの、次は相手を嬉しくする側になるのも良いでしょう。
その時、「マドカズラ」の画像と花言葉を添えるのも素敵です。
まとめ
「マドカズラ」の花言葉は「壮大な計画」「献身」「深い関係」「嬉しい便り」です。
葉の穴を「窓」に喩えた名で、「モンステラ」と似ていますが、葉の縁がつながっている部分に違いがあります。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
