「マツバギク(松葉菊)」は、ハマミズナ科「マツバギク」属の多年草です。
南アフリカ原産で、園芸用として日の当たる水はけの良い花壇や石垣で植栽される他、野生化個体も見られます。
花は光沢があり、紫色で細い花弁が比較的密に丸く付きます。
花期は4月から5月です。
今回は、「マツバギク」の花言葉について解説します。
「マツバギク(松葉菊)」の花言葉
「心広い愛情」「忍耐」「怠け者」「勲功」などがあります。
良い意味と少々悪い意味が混ざっているため、TPOに応じて使い分けられますが、深読みする人には向きません。
「心広い愛情」
「マツバギク」が地を覆うように広がって生え、花を咲かせる性質を、人に寄り添う姿と温かい気持ちに喩えた花言葉です。
近い意味で「無邪気」「可憐」という花言葉もあります。
心が広く、誰にでも分け隔て無い愛情を注ぐ人に向きます。
社会奉仕が趣味の人にも良いでしょう。
一方、それを仕事でやっている人に対しては「あくまで仕事で、善意でやっている事ばかりではない」と、長めの愚痴を聞かされます。
「忍耐」
多肉性で乾燥にも強い性質から付いた花言葉です。
「順応性」という花言葉も付いています。
どんな部署でも馴染み、一定の実績を挙げる同僚へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、ただ我慢しているだけの人です。
それは耐えられている訳ではなく、近々破綻します。
「怠け者」
「マツバギク」は日の出ている時だけ花が開きます。
夜はともかく、曇っただけでも閉じてしまう性質から付いた花言葉です。
「怠惰」「のんびり気分」という言葉も同じ由来です。
悪口になり、通常人に贈るには向きません。
休み上手で人一倍効率良く働く、ごく親しい友人に冗談ぽいニュアンスで渡すなら合うでしょう。
「勲功」
「マツバギク」の繊細で丸く光沢ある花の形が、勲章を思わせるところから付いた花言葉です。
同じ由来で「愛国心」という花言葉もあります。
仕事などで貢献した人へ贈るのに向きます。
地域貢献に熱心な人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、自分の為に頑張っている人で、国や会社組織といったものには、特別何か貢献していない人です。
善し悪しはともかく、勲功は人からのご褒美の意味になります。
まとめ
「マツバギク」は丈夫で可愛い花です。
花言葉を知れば、その開花タイミングにも気付くでしょう。
花との良い関係を築ける花言葉を、是非参考にして下さい。