「マザーリーフ」はベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の多年草です。
南アフリカ原産で、世界の熱帯地域に移入しており、日本でも明治時代以降、小笠原諸島や沖縄に帰化しています。
花は細い鐘型で、色は紫から薄緑のグラデーションで、花期は1月から4月です。
今回は、「マザーリーフ」の花言葉について解説します。
「マザーリーフ」の花言葉
「無言の愛」「静穏」「平穏無事」「信じて従う」といいます。
比較的良い言葉が揃っており、贈り物に向きます。
「無言の愛」
「マザーリーフ」の葉は、多肉質で栄養繁殖可能です。
葉を土や水の上に置くだけで、端から多数の新芽が出て来るのです。
葉が子供を愛情深く生み育てるように見える事から、母なる葉という意味で「マザーリーフ」の名が付いています。
これに、俯いて押し黙っているような花の姿のイメージを合わせた花言葉です。
何も言わないけれど愛情深い人へ贈るのに向きます。
お供えにも合います。
この花言葉が合わないのは、愛情の主張が激しい人です。
悪い訳ではありませんが、意味は合いません。
「静穏」
こちらも、俯いて黙っているような花の様子から付いた花言葉です。
物静かな人へ贈るのに向きます。
静かにくつろげる喫茶店のディスプレイにも良いでしょう。
図書館にも合います。
この花言葉が向かないのは、賑やかで沈黙に耐えられない人です。
「静かにして欲しい」という意味で贈るなら意味が合います。
「平穏無事」
「マザーリーフ」は、茎が弱く葉は外れやすい構造です。
ところが風で倒れると、そのまま根や芽を出して広がって行くというしたたかさがあります。
ダメージがあっても平穏無事に生き続ける事から付いた花言葉です。
日々に波風立てず、平穏に過ごす人へ贈るのに向きます。
精神が頑強で、波風が立っても動じない人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、刺激的な事を好み、平穏な人生には満足出来ない人です。
人の好みはそれぞれなので、無理に勧める事もありません。
「信じて従う」
「マザーリーフ」は別名を「セイロンベンケイ」といいます。
これは、セイロン(現在のスリランカ)の方からもたらされた「ベンケイソウ」に似た植物という意味の名前です。
ベンケイソウはその丈夫な性質から、「武蔵坊弁慶」に喩えて付いた名です。
源義経に最後まで付き従った弁慶イメージして付いた花言葉です。
プロポーズの返事などへ添えるのに向きます。
まとめ
「マザーリーフ」は葉の特徴が注目されがちです。
花言葉を知れば、花の美しさにも目が向くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。