「マイナス」という花言葉の花は、辛い気持ちや悪意を伝えるものになります。
間違いで贈ってしまっても、一度相手が悪く受け取ってしまうと、修復が難しくなるため、「避けるべき花」として覚えておくと良いでしょう。
一方、誰かが贈った花に「マイナス」の花言葉があったとしても、偶然と考えましょう。
必然と判断するのは、偶然が3つ重なった後で十分です。
「マイナス」の花言葉を持つ花
「マイナス」という花言葉を持つ花は、ありません。
「マイナス」と似た意味の花言葉を持つ花
「マイナス」と似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られるので、見ていきましょう。
「アンモビウム」
キク科カイザイク属の一年草で、花弁の代わりに水分の少ない白い総苞片が細かく付くため、ドライフラワーに向きます。
ドライフラワーとして長く保たれる事から「永遠の悲しみ」という花言葉が付いてしまうのです。
「悲しみ」を表す花言葉は複数ありますが、「永遠の悲しみ」は群を抜きます。
他の花言葉が「不変の誓い」「飛躍」など、良い意味です。
贈る時は、カードなどでどの花言葉のつもりかはっきり伝え、それでも深読みする人には避けましょう。
同じ花言葉を持つ植物に「エンドウ(豌豆)」があり、こちらは長く伸び続ける蔓から付いたものです。
自分が悲みに沈んでいる時、SNSアイコンなどに使う事も出来ますが、3ヶ月以上はやめましょう。
「人の噂も75日」、「まだ言っているのか」と疎ましく思われるだけです。
「ロベリア」
キキョウ科ミゾカクシ属の総称で、白から青の可愛らしい花ですが、毒がある事や、生い茂って溝(水路)を隠し、天然の落とし穴を作る事から「悪意」という花言葉が付いています。
「恨み」や「憎しみ」など、こちらの「マイナス」感情を伝える花言葉は他にもありますが、「悪意」が最も純粋で明快でしょう。
他の花言葉に「敵意」も付いており、完璧です。
他の花言葉は「いつも愛らしい」「謙遜」「貞淑」「人目につく」「強い個性と指導力」で、褒め言葉に悪意の刃を隠しているイメージにしかなりません。
花1つでストーリーが思い浮かぶような、芸術点の高い組み合わせです。
贈り物には全く向きませんが、創作でミステリーなどを書く時、犯人の伏線やミスリードとしては利用しやすいでしょう。
「バラ」
「バラ」自体には「マイナス」の意味はありません。
誤解しないで下さい。
ですが、古くから愛されている「バラ」は、本数にも花言葉が付いています。
その中に、特に恋愛の場面で「マイナス」になる本数があるのです。
「恋の告白やプロポーズで贈ろうとして、1本枯れていたから取り除いたら、悪い意味になってしまった」というのでは目も当てられません。
よく把握しておきましょう。
幸い、「15本のバラ」に「ごめんなさい」、「16本のバラ」に「ころころ変わる不安な愛」、「17本のバラ」に「絶望的な愛」と、まとまって覚えやすくなっています。
また、悪い意味ではないものの、1本間違えるとプラスマイナス逆転しかねないのが、「13本のバラ」の「永遠の友情」です。
「12本のバラ」が「ダズンローズ」と呼ばれるプロポーズに定番の本数なのです。
まとめ
「マイナス」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「アンモビウム」「ロベリア」「13本のバラ」「15本のバラ」「16本のバラ」「17本のバラ」などがあります。
他にも「悲しみ」「憎しみ」などを含む花は多いため、贈る時は意識しましょう。
一方、創作の小道具としては優秀で、知っていると表現の幅も広がるでしょう。