星のような尖った花弁が特徴の「ホシザキスイレン」は、スイレン科スイレン属の1品種です。
漢字にすると「星咲睡蓮」、英名で「スターロータス」とも呼びます。
アジア南西部原産で湖沼に生育し、根茎や一部の葉は沈み、葉や花は水面に現れます。
花は尖った13から15枚の花弁を放射状につけ、花色は青紫色です。
園芸種には白や色味のやや違う紫も見られます。
今回は、「ホシザキスイレン」の花言葉について解説します。
「ホシザキスイレン」の花言葉
「純真な心」「優しさ」「信仰」といいます。
「スイレン」の花言葉と重複します。
いずれも良い言葉のため、意味が合う人への贈り物に良いでしょう。
「純真な心」
「ホシザキスイレン」が、泥の中に根を張りながら、星のように美しい花を付ける様子から付いた花言葉です。
心の純真さは、しばしば生活や経験によって失われますが、それ故に稀少で貴ばれるものです。
子供の無垢さは染まりやすいものですが、その危うい時期を切り抜ければ、心は堅固になります。
心に定着した純真さは、判断の柱になってくれるでしょう。
何かしら純真さを持つ人へ贈るのに向きます。
曲がらず純真に育つよう、子供の持ち物のデザインに採り入れるのも良いでしょう。
「優しさ」
柔らかな紫色の「ホシザキスイレン」からイメージされる花言葉です。
真っ白なスイレンと対比されるイメージです。
何かを受け止めるように水面に広がる葉も意味が合います。
優しさは誰もが持つ素養です。
言い換えると、「人を思いやり気遣う心」で、これを持たないとそもそも社会生活が出来ません。
人が見せる残酷さは、常にコミュニティの外に対してで、中に対しては優しいものです。
稀に身内に対して残酷な人が現れたとしても、やがて除かれていきます。
優しい人へ贈り、好意や感謝を伝えるのに向く花言葉です。
「信仰」
スイレンはその水の上に咲くという神秘的な性質や美しい花の姿から、古代エジプトにおいては太陽のシンボルとされました。
仏教でも、「蓮華(レンゲ)」と称される聖花の1つとして扱われます。
そんな信仰と共にあった歴史から付いた花言葉です。
日本人は信仰というと身構えてしまいますが、神道や仏教は文化の中に入り込んでいるだけで、決して無縁ではありません。
信仰は、理屈で理解出来ない部分に理由を付け、不安な心を安定させるものです。
この世の全てが明かされない限り、信仰は存在し続けるでしょう。
信心深い人へ贈るのに向く花言葉です。
宗教に拒否感がある人にはやめましょう。
アレルギーは素人が治せるものではありません。
まとめ
「ホシザキスイレン」は、星形を思わせる鋭角的な花です。
花言葉を知れば、柔らかなイメージも持てるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。