ピンクの果実が可愛らしい「ペッパーベリー」は、ウルシ科サンショウモドキ属の常緑樹です。
「ピンクペッパー」「コショウボク」の別名もあります。
「ペッパー(コショウ)」の名がつく通り、果実の匂いはコショウに似ていますが、全く別品種です。
アメリカ大陸の乾燥地帯原産で、果実は香辛料、薬用、鑑賞用などに利用されます。
花は白い小花が茎に円錐形に付き、花期は10月から11月です。
今回は、「ペッパーベリー」の花言葉について解説します。
「ペッパーベリー」の花言葉
「輝く心を」「熱狂」といいます。
いずれも良い言葉で、意味が合う人への贈り物に向きます。
「輝く心を」
ピンクで艶やかな果実の様子をイメージした花言葉です。
輝く心というと、子供の頃の濁りや汚れのない純粋な心の喩えになります。
また、青年期の希望に満ちた眩しさのある心でも良いでしょう。
大人になった後も残る、純粋な輝きの部分としても意味が合います。
歳を取るうちに、考え方は変わっていきます。
けれど、心の輝きの一番強い部分は、そう動くものではないのです。
料理に使い、心の輝きの有無や、その理由を思い返してみるのも良いでしょう。
「熱狂」
多数実る赤に近い果実を熱狂の炎の色に喩えた花言葉です。
また、原産地であるアメリカ大陸の、灼熱の乾燥地帯のイメージにもなります。
どんなものであれ、熱狂するものがある事は幸せです。
勿論、他人に迷惑を掛けたり自分を破滅させるようなものは論外ですが、熱狂するものは人生に喜びを与えてくれます。
ですが、そこまで好きなものというのは、簡単には見つからないものです。
小さい頃はちょっとした事にも熱狂出来ていた筈なのに、大人になるとそうでもなくなる事があります。
もしも何かしら心が動かされるものがあるとしたら、周囲の事情は出来る限り都合を付け、取り組んでみるのが良いでしょう。
それが人生最良の出会いになる可能性もあるのです。
趣味や仕事に熱狂的に取り組む人へ贈るのに向きます。
「ペッパーベリー」の豆知識
「ペッパーベリー」は、香辛料のピンクペッパー(赤胡椒)として利用される他、生薬としても利用されていました。
インカ帝国では、果実表面部分から甘いシロップを作り、トウモロコシの粥に混ぜていたと伝えられています。
まとめ
「ペッパーベリー」は香辛料の他、鑑賞用としても利用される植物です。
花言葉を知れば、変わった一面にも触れられるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。