「プロポーズ」という花言葉の花は、結婚を申し込む時に贈るのに向きます。
元々の意味は「申し込む」というだけなので結婚に限りませんが、日本では他の場合に使う事はまずありません。
結婚後の生活は、互いを思いやる事が大切です。
気持ちの押しつけにならないよう、相手との現在の関係性から、花の好み、持ち帰り易さも含め、厳選したいものです。
「プロポーズ」の花言葉を持つ花
「プロポーズ」という花言葉を持つ花は、ありません。
「プロポーズ」と似た意味の花言葉を持つ花
「プロポーズ」に似た意味の花言葉を持つ花は、非常に多く見られます。
「12本のバラ」
バラには本数によって異なる花言葉が付いており、「12本のバラ」は「私の妻になって下さい」で、「プロポーズ」と同じ意味です。
女性から贈りたい場合も、「つま」は元々男女どちらにも使われた言葉であるため、特に問題ありません。
「12本のバラ」は「ダズンローズ」と呼ばれ、「プロポーズ」の定番となっている他、結婚式のセレモニーとして採用される場合もあります。
由来は、西洋の伝説です。
とある男性が意中の女性の家に向かう道すがら、バラを1本ずつ摘みました。
各々に「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という意味を込め、花束にして贈り結婚を申し込んだのです。
女性はそのうちの1本を、男性の胸に挿し、結婚を承諾した、というものです。
これが、ウェディングブーケとブートニアの由来にもなっています。
バラの色については赤が「あなたを愛しています」「私を射止めて」、ピンクが「愛を誓います」で、結婚のイメージが特に強い花言葉です。
他に「108のバラ」にも「結婚して下さい」という意味がありますが、用意するのも持ち帰るのも大変なので、非常に状況を選びます。
そういう派手な「プロポーズ」に憧れを持つ相手には喜ばれるでしょう。
他に「12本のガーベラ」「12本のチューリップ」なども「私の妻(恋人)になって下さい」という花言葉が付きます。
「アイビー(ヘデラ)」
ウコギ科キヅタ属の蔓性の常緑樹で、観葉植物として利用されます。
常緑で枯れない事、しっかりと絡みつき容易に剥がせない事などから「永遠の愛」「破綻のない結婚」「死んでも離れない」という「プロポーズ」と意味の近い花言葉が付きます。
「アイビー」だけを贈るのではなく、他の花と合わせると、一層見栄えするでしょう。
「キキョウ(桔梗)」
キキョウ科キキョウ属の多年草です。
花は広く開いたベル型で、真正面からは星形に見えます。
花色は青紫です。
花言葉は「永遠の愛」「誠実」「優しい愛情」で、「プロポーズ」と同じ意味で伝える事ができます。
由来としては、戦争に行った夫の帰りを長く待ち続けた女性の名前や家紋が「キキョウ」だった、というものです。
他にも「愛」「約束」など、「プロポーズ」の意味で使える花言葉を持つ花は多く、相手に合わせて選べるでしょう。
まとめ
「プロポーズ」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花として「12本のバラ」「108本のバラ」「12本のガーベラ」「12本のチューリップ」「アイビー」「キキョウ」などがあります。
他にも同じ意味で使える花は多数あるため、花の扱いやすさや相手の好みなどをよく考えて選べば、気持ちは伝わるでしょう。