南国の雰囲気溢れる「プルメリア」は、キョウチクトウ科インドソケイ属の落葉樹の総称です。
熱帯アメリカ原産で、鑑賞用に流通しています。
花弁は5枚で、白、ピンク、赤、黄色の他、複色もあり、花期は6月から10月です。
今回は、「プルメリア」の花言葉について解説します。
「プルメリア」の花言葉
「情熱」「親愛」「気品」「恵まれた人」などがあります。
いずれも良い意味で、贈り物に向きますが、お見舞いなど不幸な場面には合いません。
「情熱」
原産地である南国の太陽のイメージから付いた花言葉です。
白い「プルメリア」の内側が黄色い様子が、熱を内に秘めているように見える事からも意味が合います。
同じ由来で「日だまり」という花言葉も付いています。
情熱溢れ、何事にも全力で取り組む友人は同僚へ贈るのに向く花言葉です。
火力の高いヒーターの商品イメージにも使えます。
一方、物事に一生懸命だとしても、コツコツ頑張る人の場合は、少しイメージに合いません。
「親愛」
南国というと、ハワイの首飾りである「レイ」がイメージされますが、「プルメリア」もしばしばレイの材料にされます。
レイを贈る理由は様々ですが、それをまとめた言葉が「アロハ」で、様々な挨拶としての意味があります。
挨拶は古来、自分が無害である事を相手に示し、今後の親しみへと繋げる作法です。
そんなところから付いた花言葉です。
親しい相手や、これから親しくなりたい相手へ贈るのに向きます。
逆に、後から関わるつもりがないその場限りの挨拶には、あまり合いません。
「気品」
「プルメリア」は花弁以外の部分が目立つ事もなく、すっきりした花です。
色も白を中心に黄色のグラデーションが入るなど、原色の派手さがなく、上品なイメージです。
これらから付いた花言葉で、気品があり物腰がスマートな相手に向きます。
大人向けの気品を感じさせるファッションブランドのイメージにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、派手で元気の良い人です。
どちらが良いという事ではなく、長所は人それぞれです。
「恵まれた人」
ハワイでは「プルメリア」には女神が宿るとされ、満月の夜が明ける頃、朝露に濡れた「プルメリア」でレイを作り、意中の相手に渡せると恋が成就するとの言い伝えがあります。
この場合の「恵まれた人」は、女神の容姿や加護のイメージです。
一方、おまじないに頼るイメージで、「内気な乙女」という花言葉も付いています。
少々引っ込み思案ながら容姿や頭脳などに恵まれた、友人や恋人へ贈るのに向く花言葉です。
まとめ
「プルメリア」は形の良い美しい花です。
花言葉を知れば、そこに結び付いた文化にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。