プリムラとは、サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属の12月から4月にかけて花をつける多年草の植物です。
学名であるPrimulaはprimo(「最初」を表すラテン語)から派生した名前で、1年で最初に咲く花である様を表しています。
北半球を中心として500種以上が分布していると言われますが、そのうち「プリムラ・マラコイデス」は花壇や寄せ植えに人気の植物の一つとして親しまれています。
そんな「プリムラ・マラコイデス」の花言葉について説明していきます。
「プリムラ・マラコイデス」の花言葉
20?40cmほどの高さの「プリムラ・マラコイデス」は白、ピンク、紫など様々な色の花を咲かせます。
マラコイデスとはmalacoide(「軟質・柔らかい」を表すラテン語)から派生した言葉で、「プリムラ・マラコイデス」の名前は早春にやわらかな花を咲かせる植物であることから名付けられました。
また日本のサクラソウに似ていることから「オトメザクラ(乙女桜)」、葉や茎が白い粉をかぶったような様子に見えることから「ケショウザクラ(化粧桜)」とも呼ばれます。
そんな「プリムラ・マラコイデス」の花言葉は「素朴」、「気取らない愛」、「運命を開く」です。
これらの由来などについて解説します。
「プリムラ・マラコイデス」の花言葉「素朴」
「プリムラ・マラコイデス」は1本の茎から枝分かれした細い花茎の先に一つずつ5弁の花びらの花をつけます。
一つの茎に対してたくさんの花をつけるため華やかではありますが、その見た目は実にシンプルです。
そんな花の様子から「素朴」という花言葉がつけられました。
「プリムラ・マラコイデス」の花言葉「気取らない愛」
花言葉「素朴」に通じるものがありますが、「プリムラ・マラコイデス」の花姿はシンプルながらも多くの花を次々に咲かせてくれます。
そんな姿から「気取らない愛」という言葉は付けられたそうです。
「プリムラ・マラコイデス」の花言葉「運命を開く」
「プリムラ・マラコイデス」は花が咲き始めるまでは低くまとまったものが多いことが特徴です。
ただ花が咲き始めると、新しい花を咲かせるたびに茎が伸びていき、次第に細かい花が段をなして咲く様子を楽しむことができます。
そんな茎を徐々に伸ばしながら花をつけていく様が「運命を開く」姿に重なることからこの花言葉がつけられました。
「プリムラ・マラコイデス」の豆知識
プリムラ全体の花言葉は「青春の始まりと悲しみ」です。
これは、プリムラが寒い時期に春を告げるかのように花をつけ始めるものの、夏を待たずして花を終わらせてしまうことからつけられたと言われます。
まとめ
「プリムラ・マラコイデス」は園芸種として人気がある植物ですが、頑張っている人、特に花の時期から受験に向かう人などに贈るのにぴったりの花言葉を持つ植物です。
花を贈る際の参考になさってください。