神秘的な美しさを持つ「ブルーロータス」はスイレン科スイレン属の青花品種です。
世界の熱帯から温帯域に分布し、湖沼や流れの緩やかな河川に生育します。
花は水上に突き出した花茎の先につき、多数の真っ直ぐな花弁をつけます。
花期は7月から10月です。
今回は、「ブルーロータス」の花言葉について解説します。
「ブルーロータス」の花言葉
「慈悲」「信仰」「純粋な心」「甘美」などがあります。
いずれも良い意味で、悪い意味はないため、贈り物などに向きます。
「慈悲」
「ブルーロータス」は「スイレン(睡蓮)」の1種ですが、スイレンと「ハス(蓮)」は「蓮華」と呼ばれ、仏教の聖花とされています。
仏教では辛さを除き楽しみを与える事をまとめて「慈悲」と呼び、仏教の根本的な教えとなっています。
そんなイメージから付いた花言葉です。
同じ由来で「優しさ」という花言葉も付いています。
慈悲深く、困っている人を助けずにはいられない、心優しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、人が苦しむのを喜ぶ人です。
社会生活が送れている以上、慈悲の心がない訳ではありませんが、話が長くなり得るものは少ないでしょう。
「信仰」
こちらも仏教のイメージから付いた花言葉です。
また、古代エジプトでも、「ブルーロータス」は聖なる花として扱われ、聖なるハーブとして儀式や薬、ワインの香り付けにも使われました。
スイレンが聖なる花とされる理由としては、泥の中から綺麗な花が咲くという、一見矛盾した性質によります。
どんな文化でも、当たり前ではないものは、聖なるものか邪悪なものにされがちなのです。
真面目に信教を続ける人へ贈るのに向きます。
「純粋な心」
泥の中から美しい花を咲かせる様子から付いた花言葉です。
どんなに周りが汚れていても、奥底の心が純粋で清らかなら、美しい花を咲かせられる、という事です。
同じ由来で「清浄」「信頼」「純粋」「純白」「清純な心」などの花言葉も付いています。
心が純粋で、悪い事を考える事も出来ない人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、欲望のまま迷惑に振る舞う人です。
こういう人が狡い偽善者よりも純粋で正しい、というのは創作の中だけの話です。
その迷惑な欲望自体が、本心を歪めて出ている場合が往々にしてあります。
「素直になれ」という忠告だとしても、かなりしっかり向き合うつもりでないと響きません。
「甘美」
「ブルーロータスティー」の甘い香りのイメージから付いた花言葉です。
甘やかで美しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、ハキハキして美しいタイプの人です。
どちらも長所なので、改める必要はありません。
まとめ
「ブルーロータス」は美しく、ハーブとしても有用な花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。