大きな葉が美しい、「フィカス・アルテシーマ」は、クワ科フィカス属(イチジク属)の常緑樹です。
インド、東南アジア原産で、鑑賞用として流通しています。
花はイチジクと同じ、果実のような「花嚢」を形成して咲くため目立ちません。
葉を楽しむ観葉植物で、斑入りの品種もあります。
今回は、「フィカス・アルテシーマ」の花言葉について解説します。
「フィカス・アルテシーマ」の花言葉
「永久の幸せ」といいます。
「ゴムノキ」と共通する花言葉です。
「フィカス・アルテシーマ」は、ゴムノキである「インドゴムノキ」と同属です。
ゴムノキは、樹液から天然ゴムを採取できる樹木の総称で、昨今はトウダイグサ科の「パラゴムノキ」が主流ですが、かつてはインドゴムノキも利用されていました。
ゴムノキにつく花言葉「永久の幸せ」は、幹や枝を切り落とすこと無く、樹液からずっとゴムが採取でき、利益が得られる性質を表したものです。
一方、「フィカス・アルテシーマ」の「永久の幸せ」は、観葉植物として鉢植えで身近に置き、楽しめる事と、上へ伸び続けるイメージです。
また、ずっと緑を保つ常緑の性質も意味が合います。
共に歩み、永久に幸せになる誓いとして、プロポーズに添えるのに向く花言葉です。
自分で目的を作れば終わりなく楽しめる、サンドボックス形ゲームの宣伝イメージにも使えます。
一度買えば一生有効になる飲食店の割引パスポートのデザインにも良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、日々幸せを意識するきっかけにするのにも使えます。
幸せは、意識しないと案外気付かないものです。
この花言葉を贈るのに向かないのは、刹那的な大きな幸せが大事だと考える人です。
そういう人にとっての幸せは、総量よりも落差が重要で、永久に続くような幸せは、ささやかすぎて嬉しくないものでしょう。
「フィカス・アルテシーマ」の豆知識
「フィカス・アルテシーマ」は、学名がそのまま付いた名です。
「フィカス」はラテン語で「イチジク」、「アルテシーマ」は「アルティシムス(最高の)」という意味になります。
他に、「フィカス・アルテシーマ」は、ゴムノキの近縁のため、枝を折ると白い樹液が出て来ます。
この樹液はゴムと類似した成分が含まれるため、ゴムに対しアレルギー(ラテックスアレルギー)がある人は触らないよう注意しましょう。
まとめ
「フィカス・アルテシーマ」は、艶やかな葉の美しい植物です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。