「ビカクシダ」をご存じですか。
別名「コウモリラン」と呼ばれることもある、アフリカ、アジア、オーストラリア、南米原産ウラボシ科ビカクシダ属の多年草です。
鹿の角のようなユニークな形をしており、近年ではインテリアとしても人気があります。
今回はそんな「ビカクシダ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「ビカクシダ(コウモリラン)」の花言葉「信頼」
「ビカクシダ」の花言葉ひとつめは「信頼」です。
この花言葉は「ビカクシダ」の性質に由来しています。
「ビカクシダ」は自立できず、根で他の樹木などに着生して成長する特徴を持っており、相手に己の身をゆだねている姿から「信頼」という花言葉が付けられました。
自生地では高い木の枝に着生してゆうゆうと風に吹かれている姿が見られるそうで、まさに「信頼」という言葉にふさわしい生き方をしている植物です。
「ビカクシダ(コウモリラン)」の花言葉「助け合う」
「ビカクシダ」の花言葉ふたつめは「助け合う」です。
これも「ビカクシダ」が他の樹木に着生して育つところから来ています。
「着生」とは他のものとくっついて生活することを指し、よそから栄養を奪ったり枯らしたりする「寄生」ではありません。
よって「助け合う」という花言葉が選ばれたのです。
同棲生活や結婚など、お互いに「助け合う」生活をスタートさせる場に「ビカクシダ」を置いてみましょう。
その生き方はきっとふたりの新生活に良いヒントを与えてくれることでしょう。
「ビカクシダ(コウモリラン)」の花言葉「魔法」
「ビカクシダ」には「魔法」という花言葉もあります。
「ビカクシダ」は土を必要としないエアプランツの性質も半分併せ持っています。
水と空気だけで大きく成長する姿がまるで「魔法」のようだとこの花言葉が付けられました。
退屈な日常より変化に富んだ毎日を送りたい方に、「ビカクシダ」は不思議な魔法を届けてくれるかもしれません。
「ビカクシダ(コウモリラン)」の名前の由来
「ビカクシダ」とは不思議な響きですが、漢字で書くと「麋角羊歯」となります。
「麋角」とはヘラジカのこと。
つまり大きく育つ葉がヘラジカの雄の角のようだとこの名前になりました。
別名の「コウモリラン」もこの特徴的な葉が羽を広げたコウモリに似ているところから来ています。
どちらもこのエキセントリックな外見の特徴をよく表しています。
まとめ
「ビカクシダ」は変種や交配種が数多く存在し、それぞれの個性を活かした壁掛けやハンギングでレイアウトを楽しめる植物でもあります。
1本でも十分な存在感がありますので、お部屋の模様替えをしたいときなどに「ビカクシダ」を飾ってみてはいかがでしょうか。