「ヒメムラサキ(プルモナリア)」は、ムラサキ科「プルモナリア」属の多年草です。
ヨーロッパ原産で、鑑賞用として流通している他、「ラングワート」の名でハーブとしても扱われます。
花の咲き始めは明るい紅紫、その後青に変わっていきます。
花期は2月から5月です。
今回は、「プルモナリア」の花言葉について解説します。
「ヒメムラサキ(プルモナリア)」の花言葉
「気品」「孤独な魂」といいます。
良い言葉と意味深な言葉が並びますが、悪い花言葉ではありません。
意味が合う相手への贈り物に向きます。
一方、お見舞いや、不幸で気が落ち込んでいる人には、一層気分をしずませてしまう可能性があるので向きません。
「気品」
高貴な色とされる紫色の花のイメージから付いた花言葉です。
気品のある人は、淑やかなイメージがあるため、俯きがちな花の姿も意味が合います。
言動が常にエレガントで、自分をしっかり持っており、下品な事には加わらない人へ贈るのに合います。
フォーマル中心のファッションブランドの売り場ディスプレイにも良いでしょう。
自宅に飾り、振る舞いを見直すきっかけにもできます。
この花言葉を贈るのに合わないのは、高いものなら高級品で上品と考えてコーディネートする人です。
美意識を自分の中に持つのが、気品に必要な要素の1つで、値札任せではいけません。
勉強中の人を応援するためなら良いでしょう。
「孤独な魂」
「プルモナリア」は、ハーブ名を「ラングワート(肺の草)」といいますが、これは葉の形が「肺」に似ている事から付いたとされます。
肺の病気を治療する薬としても利用され、実際に若干の薬効も認められています。
肺の病気として有名な肺結核は、かつて不治の病であり、伝染病として恐れられていました。
出来るのは、栄養を取り、空気の良い場所でゆっくり療養する事だけでした。
そんな時代の、人との接触を最低限にし、郊外で孤独に暮らす療養者のイメージから付いた花言葉です。
独りでいる事を苦にせず、創作に取り組む小説家や画家の友人へ贈るのに向く花言葉です。
大勢の中にいても、人の考えに流される事なく、自分の正しいと思った事を素直に出来る人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、人の目と評価が常にないと落ち着かない人です。
どちらも一長一短あるため、改めなければならない、というものでもありません。
「ヒメムラサキ(プルモナリア)」の豆知識
「プルモナリア」の別名は「ヒメムラサキ」ですが、これは「シンワスレナグサ」の別名にもなっています。
これは「ムラサキ」より小さい品種という意味で付いた名ですが、3種それぞれ別属です。
まとめ
「プルモナリア」は、可愛らしい花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その花色の変わる様子にも気づけるでしょう。
風景に色を増やしてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。