「ヒメヒオウギ」は、アヤメ科フリージア属の多年草です。
南アフリカのケープ地方原産で、日本へは大正時代に持ち込まれました。
花は花弁6枚で、通常は下3枚の根元に点が入ります。
花期は4月から5月です。
今回は、「ヒメヒオウギ」の花言葉について解説します。
「ヒメヒオウギ」の花言葉
「楽しい思い出」「歓喜」「強い心」「誠実」といいます。
良い意味が揃っており、悪い意味もないため、贈り物に向きます。
お見舞いのような場面にも合う言葉が含まれ、使い分け可能です。
「楽しい思い出」
夏に休眠して枯れた「ヒメヒオウギ」の前で、春の美しい姿が思い出される事から付いた花言葉です。
同じ由来で「青春の喜び」という花言葉も付いています。
楽しい思い出作りに良い、グループ向け旅行プランの商品イメージに使えます。
デートの別れ際のプレゼントにも良いでしょう。
花で栞を作り日記に使えば、書く内容も楽しいものが増えていくでしょう。
この花言葉を使うのに向かないのは、悪い思い出が一緒になっている時です。
もう少し時間が過ぎると、良いものだけが残ります。
今は寝かせどころです。
「歓喜」
美しい花が多数咲く様子から付いた花言葉です。
名に「扇」が入る事から、歓喜で踊るイメージでも合います。
喜ばしい事があった友人へ贈るのに向く花言葉です。
年末の『歓喜の歌』の特設合唱団募集のチラシデザインにも使えます。
この花言葉が合わないのは、悲しい事があった人です。
「楽しい」程度なら慰めるのに使えますが、「歓喜」になってしまうと、完全に嫌味です。
「強い心」
宿根草である「ヒメヒオウギ」が、夏の暑さは地中で耐え、冬の寒さは地表で耐える事から付いた花言葉です。
状況に合わせ、最適な方法で危機を回避する性質は、自分の弱さを見つめる強い心を連想しやすいでしょう。
辛い事があっても、しなやかに解決する強い心と賢明さを持った人へ贈るのに向きます。
「誠実」
逆境を切り抜け、期待通りの美しい花を咲かせる性質から付いた花言葉です。
言葉が正しく、振る舞いに一貫性があり、人格に卑しいところのない人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ヒメヒオウギ」は可愛らしい花です。
花言葉を知れば、その強さにも気が付き、より好ましく感じられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。