洋食の付け合わせとしてお馴染みの「パセリ」にも花言葉があるのをご存じでしたか。
地中海沿岸を原産地とするセリ科オランダゼリ属の多年草で、紀元前から食用にされていた記録のあるとても身近な植物です。
今回はそんな「パセリ」の花言葉についてご紹介します。
「パセリ」の花言葉「祝祭」「お祭り気分」
「パセリ」の花言葉ひとつめは「祝祭」「お祭り気分」です。
これは「パセリ」が古代ギリシャの競技会で勝者に与えられる冠として使われていたこと、その競技会は現在のオリンピックのように皆でお祭り騒ぎをして楽しむ場であったことから付けられました。
軽やかに縮んだ葉もなんだかはしゃいでいるように見えますよね。
運動会などのイベントに「パセリ」を飾ったオードブルがあれば、楽しい気分がより一層盛り上がることでしょう。
「パセリ」の花言葉「勝利」
「パセリ」には上記の競技会で勝者に贈られた植物であることから「勝利」という花言葉も与えられました。
「パセリ」は苦く癖のある味ですが、健康に良い栄養成分も豊富に持っている植物です。
勝負に臨む人へ「パセリ」の入ったお弁当を作って、あなたの応援の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
「パセリ」の花言葉「役に立つ」
「パセリ」の花言葉みっつめは「役に立つ」です。
料理の付け合わせに大活躍するパセリはフラボノイドを含んでおり、強力な殺菌効果を発揮して食中毒を防いでくれる効果があります。
他にも消化不良や胃腸の薬としても活用されてきました。
そのマルチな活躍ぶりはまさに「役に立つ」植物そのもの。
「パセリ」は栽培が比較的簡単なハーブですので、ご自宅のキッチンで育ててみてはいかがでしょうか。
「パセリ」の花言葉「死の前兆」
「パセリ」には「死の前兆」という少し怖い花言葉もあります。
これは「『パセリ』の上に子どもを寝かしつけたら子どもが息を引き取った」「死の使いが流した血から『パセリ』が生えてきた」という言い伝えによるものです。
「パセリ」には子宮を収縮させる作用のあるアピオールという成分を含んでおり、海外では妊婦さんが「パセリ」を口にするのは避けなければならないとされています。
実際に堕胎薬として調合された歴史があるため、このような花言葉が付けられてしまったのでしょうか。
実際には大量摂取しなければほぼ人体に影響ありませんが、贈り物にする際は注意が必要です。
まとめ
さっぱりとした風味で食欲増進や疲労回復に効果があるとされている「パセリ」。
「イタリアンパセリ」や「チャービル」などさまざまな種類がありますので、ぜひ毎日の食卓に取り入れて見て下さい。