「パキスタキス・ルテア」はキツネノタマゴ科パキスタス属の南アメリカ原産の植物です。
高さは1?3メートルほどの常緑低木に分類されています。
まっすぐ伸びる茎の先に鮮やかな黄色の苞葉をつけ、そこから白い花を5月から10月にかけて咲かせる植物で、8月11日の誕生花にも制定されています。
今回はこの「パキスタキス・ルテア」の花言葉について詳しく説明します。
「パキスタキス・ルテア」の花言葉
「パキスタキス・ルテア」の一番目を引く点は先端の苞葉です。
学名はPachystachys luteaと表記されますが、これはギリシャ語のpachys(太い)、 stachys(穂)、 lutea(黄色の)から成り立った学名で、まさに「パキスタキス・ルテア」は黄色の太い穂のような苞葉を持ちます。
英名はLollypop plantと表記されますが、Lollypopとは棒付きキャンディのこと。
つまり、棒付きキャンディのようにも見える花だということです。
和名では「鬱金珊瑚」と称されますが、これは花の形が植物のウコンに似ていることに由来しているそうです。
そんな可愛らしい見た目の「パキスタキス・ルテア」の花言葉は「美しい娘」、「飾らない心、素朴」、「楽しい語らい」です。
これらの由来について解説していきます。
「パキスタキス・ルテア」の花言葉の由来「美しい娘」
「パキスタキス・ルテア」の茎の先には見るものの目を引く黄色い苞葉をつけます。
苞葉の間から出る白い花はあまり目立たず、長く咲き続けるといったことはないのですが、苞葉は長期間にわたってその美しい姿を保ち続けます。
この整った形の黄色い苞葉の姿が「美しい娘」を連想させるということで、この花言葉はつけられました。
「パキスタキス・ルテア」の花言葉の由来「飾らない心、素朴」
「パキスタキス・ルテア」の苞葉は特に人の手を加えずとも、整った美しい形をしています。
飾り立てることも、人の手を加えることをせずともそのままで美しい姿を見せてくれる様から「飾らない心、素朴」という花言葉がつけられました。
「パキスタキス・ルテア」の花言葉の由来「楽しい語らい」
「パキスタキス・ルテア」の花は、苞葉の隙間から咲く白い花です。
この花は唇形をしており、幾つもの白い花が咲きそろう様子は、花々が楽しくおしゃべりをしているようにも見えます。
「楽しい語らい」という花言葉はこういった花の様子から来たようです。
「パキスタキス・ルテア」の豆知識
耐寒性にはやや弱い傾向がありますが、12度以上の室内であれば冬季でも花を咲かせることがあります。
開花期が長い植物ですので、鉢植えの贈り物としても適しています。
まとめ
「パキスタキス・ルテア」は飾らない美しさが魅力の植物です。
好意を持っている相手に飾らない美しさを讃えたい際などに、花言葉と共に贈ってみるのはいかがでしょうか。