山火事を味方につける「バンクシア」は、ヤマモガシ科「バンクシア」属の樹木の総称です。
主にオーストラリアの最も乾燥した沙漠を除く全域に分布し、庭木などで植栽されます。
花は小花が密に並んだタワシのような穂を作り、色は黄色、橙、赤、ピンクなどがあります。
花期は夏から冬ですが、年により不定期です。
今回は、「バンクシア」の花言葉について解説します。
「バンクシア」の花言葉
「勇気ある恋」「心地よい孤独」「心に鎧を着る」「再生」といいます。
比較的良い意味の言葉で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「勇気ある恋」
「バンクシア」には、山火事で果実が弾け、種が飛び散るという性質の品種があります。
我が身を省みず想いを遂げ、次代を残すというイメージから付いた花言葉です。
高嶺の花の相手と恋を成就させた友人へ贈るのに向きます。
周囲の反対に動じず、ゴールインした人にも良いでしょう。
架空のキャラクタとの恋を突き詰めている人も合います。
恋している以上、何かしら勇気は必要になるものです。
「心地よい孤独」
「バンクシア」の中には、山火事に負けず燃え残る、分厚い樹皮や根元のコブを持つ品種もあります。
周囲の植物が焼けた後の孤独な状況は、自分が勢力を広げる好機でもある、そんなイメージから付いた花言葉です。
孤独を楽しめる人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、孤独以外の選択肢がない人です。
こういう人は孤独好きを気取っていても、誘うと喜びます。
「心に鎧を着る」
「バンクシア」には、果実が堅く、山火事があるまで開かない品種がある事から付いた花言葉です。
クレーム対応など、まともに受け止めていたら心が壊れてしまう仕事に慣れた人へ贈るのに向く花言葉です。
小さな成功に慢心せず、ストイックに努力し続ける人にも合います。
この花言葉が向かないのは、生まれつき心が頑丈な人です。
傷つく柔らかさがなければ、鎧は必要ありません。
「再生」
山火事の後、「バンクシア」の種は発芽し、燃え残った木から新芽が伸び、森を再生していく事から付いた花言葉です。
挫折から立ち直り、努力する人へ贈るのに向きます。
機械修理が得意な人にも良いでしょう。
一方、何かしら、壊れたり折れたりした事がない人には合いません。
まとめ
「バンクシア」は見た目に特徴のある植物です。
花言葉を知り、興味を深めれば、更に驚くべき生態にも触れられるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。