漢方薬としても知られる「ハマボウフウ(浜防風)」は、セリ科「ハマボウフウ」属の多年草です。
海外では極東ロシア、国内では全域に分布し、海岸で生育します。
花は枝分かれした先に白い小花を密集して咲かせます。
花期は6月から7月です。
今回は、「ハマボウフウ」の花言葉について解説します。
「ハマボウフウ(浜防風)」の花言葉
「恋の芽生えた瞬間」といいます。
白い花が放射状に生える様子は、恋心がポンと弾け広がった印象と繋がります。
他に、風が冷たい海辺で、風よけに上着を貸してくれた相手に恋心を抱くというシチュエーションも定番です。
一目惚れの相手へ、告白に添え贈るのに特に向く花言葉です。
一目惚れでなくても、告白や恋人に良いでしょう。
恋をしている友人にも合います。
相手を惹きつけるコロンの売り場ディスプレイにも使えます。
瞬間を綺麗に切り取る高画質カメラの商品イメージにもなるでしょう。
ときめきを常に忘れないよう、スマホの待ち受けにもできます。
この花言葉が合わないのは、配偶者です。
別な人に恋をしたという意味に繋がります。
惚れ直した、という意味なら問題ありません。
尚、会社などで異性に対して使うと、後から冗談のつもりだったとごまかしても、大きな問題にされるので、気を付けましょう。
「ハマボウフウ(浜防風)」の豆知識
「ハマボウフウ」の名は、根が深く、風で砂が浸食されるのを防ぐ事から付いた名です。
一方、セリ科の根を利用した生薬を、風邪に効果がある事から「防風」と呼びます。
「ハマボウフウ」も生薬として「北沙参」と呼ばれ、痰を切り、熱を下げ、咳を鎮める効果がある、つまり風邪の症状を抑える薬とされます。
海辺に生え、防風と同じ薬効も認められた事から「浜防風」の名になったというのが、もう1つの説です。
民間療法では、「ハマボウフウ」は婦人病や糖尿病などに効果があるとされているようですが、俗説の範囲です。
もし医学に勝る薬効があるとしたら、薬よりも強力に人間の機能に影響を与える力があるという事です。
そういう薬草は量を間違えれば人を害するので、一般的には毒草として扱われます。
野菜としても食べられる「ハマボウフウ」に期待出来るようなものではありません。
薬以外では、「ハマボウフウ」は、食用として新芽を食べる事ができます。
アクもなく生食可能です。
野生種は減少していますが、野菜として栽培されているので、入手は可能です。
まとめ
「ハマボウフウ」は花に存在感があります。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。