「ハマナデシコ(浜撫子)」は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。
海外では中国、国内では本州から沖縄の、海岸の崖や砂地に生育します。
花は紅色から白で、端がギザギザした花弁が5枚付き、花期は6月から11月です。
今回は、「ハマナデシコ」の花言葉について解説します。
「ハマナデシコ(浜撫子)」の花言葉
「無邪気」「純愛」「大胆」「陽気な恋」といいます。
良い意味の言葉が揃い、恋人への贈り物に向きます。
「無邪気」
「ハマナデシコ」の、可憐な野の花のイメージから付いた花言葉です。
無邪気さは人に好感を与えます。
人間、正体の知れないものは、どうしても怪しみ怖がるものです。
一方、無邪気な人は思ったままに行動するため、多少悪い事でも理由がはっきりして分かりやすいのです。
無邪気な可愛らしさを持つ友人や恋人へ贈るのに向きます。
「純愛」
ナデシコ類に共通する花言葉です。
「大和撫子」からイメージされる、一途な女性のイメージから付いたものです。
純愛とは「邪心のないひたむきな愛」ですが、邪心をもって愛する人というのも、そこまで多くはないでしょう。
恋の始まりは概ね純愛と考えて間違いありません。
その後、心が離れ始めた頃、隙間に他の恋が紛れ混み、純度が減っていくのです。
その複雑さが人の魅力になる事もありますが、凡人は無理せず態度ははっきりさせた方が良いでしょう。
両手にアイスキャンディーを持つと、綺麗に食べるのは困難なものです。
恋人や配偶者への愛情表現として贈るのに向きます。
告白時に純愛を強調すると、「何か後ろめたい事があるのでは」と疑われる可能性があるので向きません。
「大胆」
ナデシコ類のカラフルな花のイメージから付いた花言葉です。
一方、「ハマナデシコ」が岩の隙間から生える程の大胆な生態である事も、意味が合います。
日本では、大胆さよりも丁寧さや慎重さの方が、良い事と考えられがちです。
仕事で重要なのは、失敗しない事という発想で、日本人らしい丁寧な仕事の原動力でもあります。
一方、大胆な仕事はスピーディーで、新たな発想にいち早く辿り着ける場合もあります。
どちらが優れているというより、大胆な人が道筋を作り、丁寧な人がその隙間を埋める、というのが正しい分担でしょう。
言動が大胆で、感心させられる人へ贈るのに向きます。
「陽気な恋」
これが「ハマナデシコ」固有の花言葉です。
海の青空の下、鮮やかなピンクの花が咲くイメージから付いています。
陽気さは恋を長続きさせます。
陽気な考えは、相手の気持ちも良い方向に推測します。
恋は主観で決まった好き嫌いで続いている状況ですから、愛し愛される気持ちが気持ちが重要になっていくのです。
無理に陽気にしなくても、相手の行動をポジティブに考えるだけでも、良い方向に向かいます。
愛情表現として、こまめに贈るのに向く花言葉です。
まとめ
海辺で見かける「ハマナデシコ」は、眩しく美しいものです。
花言葉を知れば、明るい気分になれるでしょう。
心を温めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。