「ハナノキ(花の木)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ハナノキ(花の木)」の花言葉とは? 花言葉

カエデでありながら目立つ花を咲かせる「ハナノキ」(花の木)」は、ムクロジ科カエデ属の落葉樹です。

日本固有種で、長野、岐阜、愛知に分布し、湿地に生育します。

自生地は少なく、それぞれが国の天然記念物に指定されています。

花弁は0枚から5枚で、雌花は花柄で垂れ下がり、花期は4月です。

今回は、「ハナノキ」の花言葉について解説します。

「ハナノキ(花の木)」の花言葉

「信仰」といいます。

ここでいう信仰は、仏教または、いわゆる「聖徳太子信仰」にまつわるものです。

聖徳太子は政治家でしたが、日本での仏教の興隆に努めました。

大陸からもたらされた新しい宗教である仏教の導入に、旧来の神を信じる勢力との激しい対立もありましたが、聖徳太子はその鎮圧の戦いにも加わっています。

この事から、聖徳太子は僧侶ではないものの、仏教の聖人として扱われ、後の日本でも「本朝(日本)の釈迦」「観音菩薩の化身」ともいわれました。

昭和の時代に入ってすら、紙幣の肖像に使用される程で、この「太子信仰」は日本人に形を変えながら根付いているのです。

聖徳太子は1300年前に百済寺を建立したのですが、滋賀県の南花沢で昼食に使った箸を地面に刺し、「仏法が隆盛していくなら、この木も成長していくだろう」と言い残しました。

その後、箸は根付いて大木となり、今も「南花沢のハナノキ」として残っているのです。

そんな聖徳太子に由来の深い霊木として「ハナノキ」が扱われているところから付いた花言葉です。

仏教の信仰心が篤く、行いも正しい人に向きます。

仏教ではない信仰を持つ人には向きませんが、あまりこだわらない人なら問題ありません。

「ハナノキ(花の木)」の豆知識

「ハナノキ」は、別名をハナカエデとも言い、主に葉を楽しむカエデ属の中で、例外的に目立つ花を付ける事からこの名が付きました。

一方、葉も秋には赤または黄色に紅葉します。

カエデの名の由来は、「カエルの手」から来ています。

分かれて尖った葉が、水かきの付いたカエルの手のように見えた事から付いたものです。

「ハナノキ」の葉は、裂け目が浅く、カエルをイメージする事は少々難しいですが、特徴は残しています。

まとめ

「ハナノキ」は個体数の少ない木で、あまり見かける機会は少ないかも知れません。

花言葉を知れば、その機会を逃さず、歴史ある由来も興味を持てるでしょう。

植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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