「ハッサク(八朔)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ハッサク(八朔)」の花言葉とは? 花言葉

「ハッサク(八朔)」は柑橘類の一種です。

ミカン科ミカン属ですが、その実はミカンよりずっと大きくなります。

具体的には通常サイズのミカンが重さ100g程度であるのに対し、「ハッサク(八朔)」の実は300~400gほど。

加えて種が多く、皮も厚いため食べる時にはナイフや包丁を用いるのが良いでしょう。

また酸味や苦みがやや強めであるため、大人向けの味と評されることもあります。

とはいえ果物は糖度が高ければ高いほど上等であるという近年の風潮に媚びないその自然な風味が好きだというファンも少なくありません。

加えて柑橘類にしては歯ごたえの強い食感も人気の一因です。

ちなみに「ハッサク(八朔)」の花は5枚の花びらを持つ白いもので、甘く爽やかな香りを漂わせます。

開花期は5~6月です。

「ハッサク(八朔)」の花言葉

「ハッサク(八朔)」の花言葉は「清純」「純潔」などです。

これらは花が真っ白であることからイメージされたものだと言われています。

余談ですが柑橘類の花には白いものが多いため、ピュアな様子をイメージさせる花言葉が付きがちです。

例えばミカンの花言葉には「純粋」「純潔」「清純」などが含まれますし、レモンには「誠実な愛」「心からの思慕」、グレープフルーツには「乙女の無邪気」といった花言葉が付けられています。

残念ながら「ハッサク(八朔)」の花が市場に出回ることはありませんが、なじみ深いあの果実は花が咲くことなしにはできないもの。

実を食べる時、たまには花と花言葉に思いをはせてみるというのも良いかもしれません。

「ハッサク(八朔)」の豆知識

「ハッサク(八朔)」の歴史は江戸時代に始まりました。

始まりの場所は現在の広島県尾道市にある浄土寺(密厳浄土寺)というお寺。

ちなみに浄土寺は今でも存在しており、現代では「ハッサク(八朔)」の記念碑や原木、「ハッサク(八朔)」の普及に貢献した人物の像などを見ることができます。

そして「ハッサク(八朔)」の名は、「八朔(現代の8月末~9月中旬)には食べられる」とされたことから来ていると言われているようです。

とはいえ実際の「ハッサク(八朔)」の旬は1月中旬~4月下旬頃であり、この説を疑問視する声もあるとか。

また熱を加えると苦みが増すという性質があるため、現代においても多くが生食用として利用されています。

一般的な加工品としてはマーマレード、ゼリー、ジュース、ドライフルーツなど。

ポン酢、シャーベット、大福、ケーキなどの製品もあるようです。

ちなみに現代における主産地は和歌山県、広島県、愛媛県、徳島県など。

特に和歌山県での生産が盛んで、国内の全生産量のおよそ7割を占めるほどになっています。

まとめ

「ハッサク(八朔)」はナチュラルな風味と独特な食感が人気の柑橘類です。

一般的には生で食べますが、マーマレードやゼリーなどの加工品もあります。

花言葉は「清純」「純潔」など。

これらは花が真っ白であることから来たものです。

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