「ハグロソウ(葉黒草)」はキツネノマゴ科「ハグロソウ」属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、台湾、国内では本州から九州にかけて分布し、山地や低地の林内の日陰に生育します。
花は淡紅色の唇型で根元が180度ねじれています。
花期は6月から10月です。
今回は、「ハグロソウ」の花言葉について解説します。
「ハグロソウ(葉黒草)」の花言葉
「規格外」「想い抱く」があります。
少々個性が強めでお祝い向けではありませんが、良い意味なので、人を選べば良い贈り物になります。
「規格外」
花がねじれているところや、花弁が2枚しかないように見える事など、奇妙な見た目から付いた花言葉です。
「規格外」は、工業製品では「規格に合わない欠陥品」という意味で使われますが、スポーツなどの場面では、実力が極端に抽んでた人の表現になります。
仕事やスポーツなどの場面で、他を大きく引き離す実力の友人や同僚、チームメイトに贈るのに向きます。
仲間内で飛び抜けて容姿の良い友達にも合うでしょう。
そのままの意味でアウトレット商品の売り場ディスプレイにも使えます。
人から何かしら優れた能力を持つ事を決意し、スマホの待ち受けにしても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、中学校のような同調圧力が極端に強い場面です。
それでも負けないのが個性であるという理屈もありますが、通常の人間は、叩かれれば傷つき歪みます。
「想い抱く」
花が苞葉に包まれている事から付いた花言葉です。
自分が抱いた相手への想いという意味で、告白に向く花言葉です。
それ以外でも他人に明かしていない、何かしらの気持ちを持つ人に向きます。
「抱く」を広げ、栗が丸ごと入った最中や羊羹の商品イメージにも合います。
山に登り「ハグロソウ」に、誰にも言えない想いを打ち明けるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、取り立てて思うところのない、浅い関係の相手です。
「何を言いたいのだろう」と不安にさせるだけです。
「ハグロソウ(葉黒草)」の豆知識
「ハグロソウ」の名前は、暗緑色の葉から付いたとされます。
別の説では、花弁の奥に濃紫色がそばかす状に付いている事が由来とされます。
花弁を上下の唇、濃い色を、お歯黒を付けた歯に見立てたのです。
まとめ
「ハグロソウ」の花は小さく、山の草木に紛れ、見過ごす可能性も高いものです。
花言葉を知り、存在を意識すれば、花に気付き観察も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。