「ノジスミレ(野路菫)」は、スミレ科スミレ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、国内では秋田県以南から九州にかけて分布し、日当たりの良い道端などに生育します。
花は濃紫色で、花期は3月から5月です。
今回は、「ノジスミレ」の花言葉について解説します。
「ノジスミレ(野路菫)」の花言葉
「小さな愛」「気難しい」があります。
良い意味とあまり良くない意味が混じるため、意図を伝えてから贈りましょう。
「小さな愛」
紫のスミレの花言葉は「愛」といいますが、スミレよりも少々素朴な「ノジスミレ」なので「小さな」が付いたと考えられます。
日々の何という事もない時、恋人や配偶者に贈るのに向きます。
ピアスなど小さいアクセサリーの商品イメージにも良いでしょう。
ミニチュア模型などに趣味がある友人に贈っても意味は合います。
道端に生える「ノジスミレ」を眺め、今まで自分に与えられた愛について思い出すのにも役立ちます。
この花言葉が合わないのは、何かの記念日の恋人や配偶者です。
そこは「小さな愛」で物足りません。
「気難しい」
「スミレ」と比べると、花の姿が真っ直ぐではなく、どこかひねくれた印象がある事から付いた花言葉です。
積極的に人に関わる事がなく、不機嫌な態度も表に出しがちな友人に贈るのに向きます。
一見、人当たりは良いでありながら沸点は低く、気に入らない事にすぐに怒り出す性格で、それが良い事ではないと分かっている人なら合うでしょう。
昔ながらの製法に頑固にこだわって作るラーメン屋の宣伝イメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、人に気難しいと思われるような振る舞いをしていないか、チェックするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、自分が気難しいという自覚がない人です。
特に、怒っている事を認めない人は向きません。
「怒っているつもりではない、注意しただけ」「声が大きいから勘違いされた」「声の大きさは、仕事柄仕方ない」など、言い訳が多く、結論も反省の態度も見せません。
「ノジスミレ(野路菫)」の豆知識
「ノジスミレ」は、野路に生えるスミレという意味ですが、スミレも道端に生える花です。
これは「道端にあり、人が目を留めないような劣ったもの」という意味で付いている名前です。
スミレを「ノジスミレ」に対して「ホンスミレ」と呼ぶ場合もあります。
見分け方としては、全体的な姿の他に、毛の量があり、スミレは花や葉に毛が生えていますが、「ノジスミレ」にはありません。
まとめ
道端で見かける「ノジスミレ」は可愛らしいものです。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。