「ノウゼンカズラ(凌霄花)」という花をご存知でしょうか。
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は、中国が原産であり、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉つる性の植物です。
7月~9月にかけて、黄色やオレンジの鮮やかな花を咲かせます。
花姿がトランペットに似ていることから、トランペットフラワーとも呼ばれています。
今回は「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の花言葉
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の花言葉は、基本的には「名声」という意味が有名です。
トランペットのような花姿が、祝福の演奏をしているようですね。
また、「華のある人生」「良縁」という意味も持ちます。
希望にあふれたポジティブな意味ばかりです。
「名声」
成功を収めた相手を称賛する気持ちを込めた贈り物をしたい時におすすめです。
物事に挑戦している相手を応援する思いを込めるのもいいですね。
「華のある人生」
美しい女性や、尊敬する女性に贈るのにぴったりな意味です。
「良縁」
片思い中の友人に贈るのにおすすめです。
「不老長寿」
年配の家族に、健康に長生きしてほしいという思いを込めて贈るのも素敵ですね。
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の花言葉の由来
「良縁」という意味は、中国のある伝説が由来とされています。
地面を這うように咲いていた「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は、たった1日で枯れてしまっていたため、人々から全く気にされず、踏みつけられていました。
それを見ていた松は、踏みつけられても健気に咲く「ノウゼンカズラ(凌霄花)」に愛おしさを感じ、恋をします。
想いを抑えきれなくなった松は、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」に想いを伝えます。
松の想いを受け入れた「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は、松に寄り添うように幹を登り、絡みつきます。
そして、松に守られて上へ高く登り、幸せそうに美しい花を次々に咲かせるようになりました。
こうして松と「ノウゼンカズラ(凌霄花)」が良い縁を結んだことから、「良縁」という意味が付けられたと言われています。
また、中国では、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」が松に守られてどんどん上に登っていく様子から、「空に届く花」とも呼ばれているそうです。
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の豆知識
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は樹勢が強く、寿命の長いことでも知られています。
石川県金沢市の玉泉園という日本庭園には、樹齢350年の五葉松に絡みつくように「ノウゼンカズラ(凌霄花)」が生育しています。
この五葉松は昔、朝鮮から持ち帰ったものとされており、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は加賀藩主である前田利家の側室から贈られたものではないかと言われています。
まとめ
「ノウゼンカズラ(凌霄花)」は見た目だけでなく、花言葉も素敵なものばかりです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。