優しい青さが魅力の「ネモフィラ・インシグニスブルー」は、ムラサキ科ネモフィラ属の一年草です。
北アメリカ原産で、ネモフィラの基本的な種です。
花は直径2cmほどで、端の丸い花弁を5枚つけ、花色は水色に近い淡い青、中央部が白です。
花は株全体に多数付きます。
花期は4月から5月です。
今回は、「ネモフィラ・インシグニスブルー」の花言葉について解説します。
「ネモフィラ・インシグニスブルー」の花言葉
「あなたを許す」「どこでも成功」「可憐」「清々しい心」といいます。
良い言葉が揃い、贈り物に向きます。
但し、何かのお詫びには、反省していないように伝わるため向きません。
「あなたを許す」
古代ギリシャ神話に由来のある花言葉です。
昔、1人の若者が、1人の娘に片思いしました。
思いが募り、「自分の命を失っても構わないから、あの娘と結婚したい」と彼は神に願いました。
願いが通じたのか、2人は結ばれ結婚式を挙げたのですが、間もなく若者は息絶えてしまったのです。
結婚した途端夫を失った花嫁は、諦めきれず冥界の門の前に来て、「夫に会わせて欲しい」と頼みましたが、受け容れられませんでした。
それでも頼み続けたところ、冥界の王「ハデス」が彼女をネモフィラの花に変え、冥界に入れたのでした。
娘は振り回されただけの理不尽な話のようですが、ギリシャ神話には「運命論」があるため、そもそも2人は結婚し、恐らく別れる運命もあったと考えると、少しだけ印象が変わるでしょう。
この花言葉は、何かしら問題を起こした人を許したり、許可する時に向きます。
「どこでも成功」
アメリカ原産の「ネモフィラ・インシグニスブルー」ですが、ヨーロッパでも日本でも愛されている事から着いた花言葉です。
どこでも誰でも成功する秘訣というのはありません。
その人はその人なりの得意分野を伸ばし、成功の手がかりにするだけです。
結局、配られたカードで勝負するしかないのです。
卒業や独立開業など、次のライフステージに向かう親しい人へ贈り、成功を願うのに向く花言葉です。
「可憐」
可憐な花の姿から着いた花言葉です。
小さくても鋭角的な花もありますが、「ネモフィラ・インシグニスブルー」は、小ささも丸みのある花も、可愛らしい印象で統一されています。
可憐な恋人へ贈り愛情を伝えるのに向く花言葉です。
幼稚園などに植えるのも良いでしょう。
「清々しい心」
「ネモフィラ・インシグニスブルー」の青空のような花色からイメージされる花言葉です。
青空の下は、思わず走り出したくなるような清々しい気分になるものです。
心が清々しく、さっぱりした人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「ネモフィラ・インシグニスブルー」の豆知識
「ネモフィラ・インシグニスブルー」の「インシグニスブルー」とは「インシグニス(優れている・素晴らしい)」「ブルー(青)」で、特徴的な青い花色を表します。
和名は「ルリカラクサ(瑠璃唐草)」、英名の別名で「ベビーブルーアイズ」などがあります。
まとめ
「ネモフィラ・インシグニスブルー」は、可愛らしい花です。
花言葉を知れば、その意外な強さにも気づけるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。