幹も楽しめる「トックリラン」は、キジカクシ科「トックリラン」属の常緑樹です。
旧属名の「ノリナ」と呼ばれる事もあります。
北アメリカから中央アメリカ原産で、観葉植物として流通しています。
花は細かく枝分かれした先に、黄色い小花が付き、全体的な形は円錐形です。
通常、咲く事は滅多にありません。
今回は、「トックリラン」の花言葉について解説します。
「トックリラン」の花言葉
「多くの才能」「金運」「子宝」といいます。
おめでたいイメージの花言葉で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
一方、プライベートに踏み込む内容にもなるため、相手との関係性によっては避けた方が無難です。
「多くの才能」
細かい花が多数咲く様子からイメージされる花言葉です。
「器用貧乏」という言葉がありますが、才能はあるに越した事はありません。
そこに自分の好みを組み合わせ、特化させるなり、引き出しを増やすなり、有効に活用すれば良いのです。
そもそも、本当に役に立たないレベルなら、「器用」とも言われません。
多才な人へ贈るのに向く花言葉です。
1つの才能以外は人並み以下、という人には合いません。
他を伸ばそうという意味で贈っても、長所を鈍らせてしまう可能性があります。
「金運」
黄色い花を黄金に喩えた花言葉です。
一方、膨らんだ根元の幹を、貯め込んだ財産に喩えても意味が合います。
金運はないよりもあった方が良いものです。
運の文字が付いているからといって、不労所得に限った話ではありません。
仕事が上手く行き、昇給したりボーナスが出たり、開業した事業に成功するといった事も、金運の1つです。
逆に言えば、ある程度の運がないと成功は難しいものです。
誰でも同じだけ頑張れば、同じ収入が得られるというのは幻想に過ぎません。
従って、困窮している人を、「努力が足りない」とただ切り捨てるのは、考えの浅い事です。
友人や子供の仕事の成功を祈り贈るのに向きます。
「子宝」
「トックリラン」の膨らんだ幹を、妊娠した時の腹部に喩えた花言葉です。
「子は宝」とは昔から言われている事です。
高齢化社会が問題にされますが、本当に問題なのは少子の方でしょう。
一方、個人のレベルで見るなら、子供がいた方が困難は増えます。
これを一律、「子供を産む方が良いに決まっている、そうでない生き方は間違っている」というのも、無責任で視野が狭い意見です。
子供が出来た友人や配偶者へ贈り祝うのに向く花言葉です。
一方、自分の子供夫婦に贈り、子供が出来るよう催促するのはやめましょう。
嫌がられる行為の上位です。
「トックリラン」の豆知識
「トックリラン」は、膨らんだ幹が日本酒を飲む時の「徳利」に似ている事から付いた名です。
「らっきょう徳利」など、膨らんだ形の徳利に、特に似ています。
一方、英語では「ポニーテイル・パーム」と呼ばれます。
垂れ下がる葉は確かに髪型のポニーテイルか、その語源になった馬の尻尾がイメージ出来るでしょう。
まとめ
「トックリラン」は、観葉植物として風景に馴染み、見過ごされる事も多いでしょう。
花言葉を知れば、葉だけでなく、その特徴的な幹にも注意が向くでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。