「トウバナ(塔花)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「トウバナ(塔花)」の花言葉とは? 花言葉

「トウバナ(塔花)」はシソ科「トウバナ」属の多年草です。

海外では中国、朝鮮半島、日本では本州以南に分布し、山野から人里のやや湿った道端などで生育します。

淡紅色の段差のある花穂を作り、花期は5月から8月です。

今回は、「トウバナ」の花言葉について解説します。

「トウバナ(塔花)」の花言葉

「私を閉じ込めないで」「人間味のある」といいます。

具体的な意味の花言葉で、あまり良い意味にならないものも含むため、贈り物などには基本的に向きません。

贈るなら、意味を笑いに繋げられるようなウィットが必要になるでしょう。

「私を閉じ込めないで」

「トウバナ」「塔」を西洋のイメージでとらえた花言葉です。

グリム童話の『ラプンツェル』のように、塔はしばしば人を幽閉する場になりました。

窓から降りる事が出来ず、内側の階段を見張れば良いので、閉じ込めるのに都合が良いのです。

また、有名なロンドン塔は、監獄として利用された歴史を持ちます。

そんなイメージが合わさって付いた花言葉です。

「閉じ込められている」とすると意味が深刻になるので、「閉じ込められる事を好まない活発さ」と解釈すると良いでしょう。

個性的でとらえどころのない友人に贈るのに向きます。

独立開業して成功した人にも良いでしょう。

就職してようやく実家を出て、自由を満喫している人にも合います。

考えが狭くなっていると感じた時、道端の「トウバナ」を眺め、固定観念の外側をイメージするのにも使えます。

この花言葉を贈るのに合わないのは、あなたを閉じ込めている側です。

「閉じ込めてない」または「あなたのため」という定型の返事しか返って来ません。

「人間味のある」

花穂がまっすぐ立つ姿からイメージされた花言葉です。

動物の中で常に直立して活動するものは人間以外にあまりおらず、立つ事は人間らしさの1つと言えます。

植物の場合、茎を立てる植物は多くありますが、段々に花を付ける「トウバナ」の花穂は、妙に目を惹くものです。

この段々の花を、1つの信念ではなく、様々なものを同時に考えてしまう人間の心に見立てると意味が合います。

小狡いところもあるけれど、思いやりもあるという、人間味溢れる友人に贈るのに向きます。

ナビゲーションOSのインターフェイスデザインにも良いでしょう。

言動がどうも機械的で冷たくなりがちな時、スマホの待ち受けにして意識するのにも使えます。

「トウバナ(塔花)」の豆知識

「トウバナ」の名は、段々に付く花穂から付きました。

西洋のタワーより、仏教のお寺にある塔からの連想です。

仏教の「塔」「仏舎利」、つまりお釈迦様の遺骨を納めた塚「ストゥーパ」に中国で漢字をあてたものです。

塔が重なっているのは、傘をさしかけるという意味で、段が多い程供養の気持ちが強い事になります。

仏舎利が不足した後は、宝石や経文など、神聖さを持つものを納めるようになりました。

まとめ

「トウバナ」は雑草として見過ごされがちな花です。

花言葉を知れば、その花色に意識を向ける事も出来るでしょう。

風景に色を足してくれる花言葉を、是非参考にして下さい。

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