特徴的な葉の「ツワブキ(石蕗)」は、キク科「ツワブキ」属の多年草です。
海外では中国、朝鮮半島、台湾、国内では本州以南に分布が見られ、海岸の岩場や崖地に生育します。
花は黄色い一重のキクの姿で、花弁(舌状花)はまばらです。
花期は10月から12月で、種子は綿毛で散布されます。
今回は、「ツワブキ」の花言葉について解説します。
「ツワブキ(石蕗)」の花言葉
「謙遜」「愛よ甦れ」「困難に負けない」「先を見通す能力」があります。
いずれも良い意味が揃い、意味を合わせれば贈り物などに向きます。
「謙遜」
他の植物に暖かい時期や柔らかい土を譲り、岩場で冬にひっそりと咲くイメージから付いた花言葉です。
「謙譲」も同じ意味で付いています。
謙虚で人の意見を良く聞く耳を持っている友人などに贈るのに向きます。
但し、「譲るのが当たり前」という態度を取った途端譲ってくれなくなる事もあるので、軽んじた扱いは厳禁です。
見限られた後に、後悔する事になります。
「愛よ甦れ」
「ツワブキ」が、種を作り地上部分が枯れたように見えた翌年も、また芽を出す丈夫な植物である事から付いた名花言葉です。
昔やっていた趣味に友人を誘う時に向く花言葉です。
昔人気があった食べ物の復刻商品の売り場イメージにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、別れたばかりの恋人です。
別れた原因をきちんと解消させたなら良いですが、そうでないなら少なくとも時間は空けましょう。
「困難に負けない」
岩場や日陰、冬の寒さなど、困難があってもきちんと花を咲かせる「ツワブキ」の強さから付いた花言葉です。
困難がありながらも目標達成した友人や同僚に贈るのに向きます。
物価高騰の中で安売りを続ける店のディスプレイにも使えます。
この花言葉が向かないのは、困難の先に得られるものがない時です。
若い時の苦労は買ってでもしろとは言いますが、それは「労」として意味がある場合に限ります。
ただの「苦」は心を削るだけのストレスです。
「先を見通す能力」
春になる前に花を咲かせ果実を飛ばす事から付いた花言葉です。
1年の切り取り方次第では、他の植物に遅れているとも言えますが、良い方を見ましょう。
洞察力に優れ、先を見越した行動が出来る友人や同僚に贈るのに向きます。
この花言葉が合いそうで合わないのは、用心深くあらゆるものに備えておく人です。
「先を見通す」というのは、もう少しピンポイントに効率良く予想出来る事を言います。
まとめ
初冬に咲く「ツワブキ」は、枯れた風景にひときわ鮮やかなものです。
花言葉を知れば、更に好ましく眺められるでしょう。
花をより彩り良く見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。