「ツガ」はマツ科「ツガ」属の常緑樹です。
海外では韓国、国内では本州、四国、九州に分布し、暖帯から温帯の林に生育します。
枝先に付く花は小さく、雄花は黄色、雌花は紫色で、花期は4月から6月です。
今回は、「ツガ」の花言葉について解説します。
「ツガ」の花言葉
「堅固」といいます。
高さ30m、幹の直径で1mにもなる大木になる事、木材として固く強度があり、家の建材として用いられた事などから付いた花言葉です。
身体、精神が頑強で、トラブルに動じない友人や同僚に贈るのに向きます。
頑固で意思を押し通す人にも合うでしょう。
頑丈で正しく手入れすれば一生使える工具や、衝突安全性能に優れた自動車などの商品イメージにも使えます。
何かあるとくじけてしまいがちな時、「ツガ」をスマホの待ち受けにして、堅固であれ、と心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、人に頼って自分が動かないだけの人です。
結果として動いてはいませんが、口や舌は相当回るので、イメージとずれます。
「ツガ」の豆知識
「ツガ」は漢字で「栂」と表記します。
この字には、梅の異体字であるという説と、「建築用材の母体になる木」という意味で作られた国字である、という説があります。
前者の説について、実際の性質で見比べると、針葉樹の「ツガ」と広葉樹の梅では、苗木の時点から見分けが付きます。
そして、大きくなっても、葉、花、実、樹木の形と、どれを取っても梅と共通する要素はありません。
後者の説の場合、「ツガ」は木材として利用される丈夫な木で、実際に建物に使われた例もあります。
異体字は人の書き間違いも混ざる幅広いもので、整理されているとは限らず、国字を作った人が存在を知らずに重複した形を作ってしまった可能性は充分あります。
これらから考えて、後者の「国字説」が正しいと考えるべきでしょう。
「ツガ」という音は、細かな葉が次々に現れる様子を、「世代を継ぐ」に連想したとも、葉の長短が継ぎ合う(つがう)ように見えたとも言われています。
他に「木がまがる」事を表す「トガ」が転訛したという説もあります。
尚、「トガ」を「咎」と語呂合わせした説もありますが、根拠資料はなく、言葉遊びの範囲を出ません。
まとめ
「ツガ」は神社などでも見かける立派な木です。
花言葉を知っていれば、より身近に感じる事が出来るでしょう。
植物との距離を縮めてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。