「チューベローズ」は、キジカクシ科リュウゼツラン亜科ゲッカコウ属の多年草です。
メキシコ原産で、日本では、自生は見られず、園芸用として栽培されます。
花は6枚の白い花弁をつけ、甘いフローラル系の香りを夜に特に強く放ちます。
花期は8月です。
今回は、「チューベローズ」の花言葉について解説します。
「チューベローズ」の花言葉
「危険な関係」「危険な楽しみ」「冒険」などがあります。
男女の関係を思わせる花言葉が揃うため、恋人に贈るのに適しており、そうでない相手には誤解を与えてしまいます。
「危険な関係」
夜に香る性質や、香水に使われた事から、異性を夜に誘うというイメージで付いた花言葉です。
恋人に贈るのに向きます。
創作でミスリードに使うのにも合います。
この花言葉が合いそうで合わないのは、爽やかさや清純さの残る、まだ若い恋人同士です。
その他、浮気相手にも向きません。
意味は合いますが、強い香りが残り、危険が現実のものになるでしょう。
「危険な楽しみ」
同じく夜や恋のイメージから付いた花言葉です。
「危険な戯れ」「危険な快楽」などの言葉もおおよそ同じ意味と由来です。
大人の関係の恋人に贈るのに向きます。
気心の知れた友人の場合、アウトドアなど実際に危険が伴う遊びの誘いにも良いでしょう。
アルコール度数の高い飲料のデザインにも向きます。
「冒険」
一夜の逢瀬、アバンチュール、恋の冒険などのイメージから付いた花言葉です。
旅先で恋愛関係になった相手に贈るのに向きます。
冒険心溢れる気心の知れた友人に贈っても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、その後も交際を続けるつもりの相手です。
「一時の気の迷いによる、期限付きの恋」という意味が出てしまいます。
先に贈ってしまった場合、追加で「永遠の愛」などの意味がある花を贈り、上書きすると良いでしょう。
「チューベローズ」の豆知識
「チューベローズ」はラテン語で「ふくらんだ」を意味する学名を英語読みしたものです。
別名に「月下香」「オランダ水仙」と呼びます。
夜に香る性質からか、戦中のヒット曲「夜来香(イエライシャン)」に歌われた花と言われる事がありますが、これは誤りです。
「夜来香」という花は実在します。
ガガイモ科の植物で、やはり夜に香る性質を持っています。
まとめ
「チューベローズ」は、植物よりも香水として触れる事が多いかも知れません。
花言葉を知っていれば、より好ましく香りを楽しむ事が出来るでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。