ほっと一息入れたいときに欠かせないお茶。
そのお茶の葉の原料になるのが「チャノキ(茶の木)」の葉っぱです。
学名「カメリア・シネンシス」といい、その名のとおりツバキ科ツバキ属の常緑樹。
日本でも奈良時代の書物に「茶」の記録があるくらい古くから馴染みのある植物です。
今回はそんな「チャノキ(茶の木)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「チャノキ(茶の木)」の花言葉「追憶」
「チャノキ(茶の木)」の花言葉ひとつめは「追憶」です。
楽しい団らんや友人との語らいの傍らにお茶は欠かせない存在です。
楽しい記憶が、香り高いお茶を飲むたびに思い起こされるからとこの花言葉が与えられました。
記憶は香りと強く結びつくと言います。
忘れ難い人への出会いの記念に香り高いお茶を贈れば、その香りはいつでもあなたを思い出す記憶の鍵となってくれることでしょう。
「チャノキ(茶の木)」の花言葉「純愛」
「チャノキ(茶の木)」の花言葉には「純愛」というものもあります。
これは「チャノキ」のツバキに似た清純な白い花から来ているという説と、お茶を手放せない人々の情熱からきているという説があります。
ロマンチックな花言葉を持つ「チャノキ」、鉢植えでも勿論、お茶のセットにしても恋人や配偶者へふさわしい贈り物となってくれるでしょう。
「チャノキ(茶の木)」の豆知識
「チャノキ(茶の木)」がツバキ科の植物であることは冒頭でお話ししましたが、それではツバキの葉も乾かせば美味しいお茶になるのでしょうか。
実は「チャノキ」は他のツバキの仲間よりも「カテキン」や「カフェイン」、「テアニン」がバランスよく含まれているため、他の植物より抜きんでて美味しい味になることが研究で分かっています。
また樹高も人の手が届きやすい高さまでしか成長しないため摘みやすく、栽培しやすかったためその味は世界中で愛されることとなりました。
花よりも味を愛されることとなった「チャノキ」にはそんな理由があったのですね。
まとめ
「チャノキ(茶の木)」の葉はよく目にしますが、その花を見たことがある人は非常に少ないのではないでしょうか。
茶畑でも花を目にすることはほぼありません。
何故なら茶農家では、葉へより多くの栄養を届けるためつぼみの段階で摘み取ってしまうからです。
ですが、「チャノキ」の花は侘助に似て愛らしく、また無臭のツバキと違い柑橘のような爽やかな香りを放ちます。
お楽しみになりたい方は、ぜひお手元で「チャノキ」を育ててみてはいかがでしょうか。