「チドリソウ(千鳥草)」はキンポウゲ科「チドリソウ」属の一年草です。
ヨーロッパ南部原産で、様々な園芸品種があります。
花色は白、赤、紫など様々で、花期は5月から6月です。
今回は、「チドリソウ」の花言葉について解説します。
「チドリソウ(千鳥草)」の花言葉
「野原の喜び」「私の心を読んで下さい」「尊大」「忍耐」の他、多数の花言葉が付いています。
多くは良い意味ですが「浮気心」という意味が含まれるため、贈る時は言葉を選びましょう。
「野原の喜び」
「チドリソウ」は、「チドリ」が飛ぶ姿をイメージさせる花の形から付いた名です。
チドリとは、狭義にはチドリ科の鳥の総称ですが、「多くの鳥」という大雑把に小鳥を指す事もあり、「チドリソウ」の場合は後者の意味でしょう。
英語名は「ラークスパー(ヒバリの爪)」と呼ばれ、こちらも鳥のイメージが付いています。
冬が終わり、緑溢れる草原の上を楽しげに自由に飛び回る飛ぶ小鳥のイメージから付いた花言葉です。
ここから「底抜けに陽気」「軽快」「温和」「清明」「自由」「浮気心」など、様々な花言葉が付いています。
卒業やプロジェクトの終了、退職など、何かから解放された喜びに浸る友人や同僚へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、子供です。
どうしても、「羽目を外しすぎるな」という小言が一緒になってしまい、後味が悪くなります。
「私の心を読んで下さい」
鳥が歓び飛ぶ澄み渡る空を、濁りのない心に見立てた花言葉です。
「晴れやかな心」「信頼」「正義」という花言葉も、同じイメージで付いています。
愛の言葉と一緒に、恋人に贈るのに向きます。
別の花言葉の「浮気心」を上書きする強さがある言葉です。
「尊大」
「上から目線」という言葉がありますが、鳥の視点は飛んでいる時も枝に留まっている時も、間違いなく人間より上です。
他に、「生意気」「高貴」という意味もあります。
尊大でも実際に気品があり大物感のある友人に贈るのに向きます。
大御所芸能人へのファンレターにも合うでしょう。
この花言葉が適さないのは、謙虚な人です。
「これ以上譲らないといけないのか」と嫌になってしまうでしょう。
「忍耐」
「チドリソウ」は秋に種をまき、冬を越え、春に花を咲かせる花です。
この冬越えをする性質から付いた花言葉です。
大きな苦労をした末に成功した友人や、夢に向けて努力している人に向きます。
ただ辛く堪え忍ぶのではなく、他の花言葉に喜び溢れる結果を含むため、成功を暗示させる贈り物になってくれるでしょう。
まとめ
「チドリソウ」は美しく豪華な花です。
花言葉を知っていれば、より好ましく接する事が出来るでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。