「チダケサシ」は、ユキノシタ科「チダケサシ」属の多年草です。
園芸種の「アスチルベ」は、「チダケサシ」属の学名から取られた名で、通常、野生種の「チダケサシ」とは別種として扱われます。
日本固有種で、本州の中部地方に分布します。
花期は7月から8月で、花には花弁が5枚つき色は淡紅紫から白、葯は全体的に白く先だけが青紫色です。
今回は、「チダケサシ」の花言葉について解説します。
「チダケサシ」の花言葉
「真っ直ぐな性格」「落ち着いた明るさ」があります。
いずれも良い意味なので、ある程度本人のイメージと合っているなら、贈り物などに向きます。
「真っ直ぐな性格」
「チダケサシ」の直立した花の姿から付けられた花言葉です。
曲がった事が嫌いで、行いが正しい人に向きます。
真っ直ぐな線を引くための定規や、シワを伸ばしてくれるアイロンの商品イメージにも使えます。
他人の意見に流されがちで、自分の意見をきちんと持てないところを改めるため、「チダケサシ」を見に行くのも良いでしょう。
この花言葉が合いそうで合わないのは、悪い事しかしない人です。
確かにぶれずに真っ直ぐな性格と言えばそうですが、関わっても良い結果にはなりません。
「落ち着いた明るさ」
花は小さく決して派手ではありませんが、「チダケサシ」の咲く草原はうっすらと明るく色づきます。
そんな様子から付いた花言葉です。
明るいだけでなく、しっとりと落ち着いた雰囲気を持つ友人や恋人、配偶者などに贈るのに向きます。
暖色系のランプの商品イメージにも合います。
スマホの待ち受けにして、明るく落ち着いた人になろうと意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、落ち着かず明るい人です。
暗い人にも明るさはありますが、落ち着かない人が落ち着こうとすると無理や我慢が伴い、その気配は既に落ち着かないものになります。
「チダケサシ」の豆知識
「チダケサシ」は「乳茸刺」と書き、茎で「乳茸(チチタケ)」というキノコを刺して持ち帰る風習があった事から付いたとされています。
確かに茎に乳茸を刺す事は出来ます。
乳茸は傷を付けると乳液を出す性質がある事から、カゴに押し込めるよりも、串刺しにした方が綺麗なままで運べそうです。
実際には、「チダケサシ」と乳茸は生息域が異なり、乳茸狩りに使った可能性は低いでしょう。
まとめ
「チダケサシ」は綺麗ですが、風景に紛れる事も多い花です。
花言葉を知っていれば、存在に気付き楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。