「ソヨゴ(冬青)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ソヨゴ(冬青)」の花言葉とは? 花言葉

「ソヨゴ(冬青)」はモチノキ科モチノキ属の常緑小高木です。

風にそよぐと特徴的な音を立てることからこの名が付きました。

また漢字表記は冬でも葉が青々としていることから。

加えて葉を加熱すると膨れてポンと破裂することから「フクラシ」「フクラシバ」「フクラモチ」という別名があります。

葉が風によって特徴的な音を立てたり、加熱すると破裂したりするのは葉の表皮が丈夫であるからで、この性質のおかげで乾燥した痩せた土地でも生育することが可能です。

また花は雄花と雌花の2種類がありますが、いずれも白く、大きさは4mmほどと小さなもの。

開花期は5~7月です。

雌雄異株であり、花期が終わると雌株には丸くて赤い実が付きます。

「ソヨゴ(冬青)」の花言葉

「ソヨゴ(冬青)」の花言葉は「先見の明」です。

残念ながらその由来についてはっきりとしたことは分かっていません。

ちなみに他に「先見の明」という花言葉を持つ種としてはヒイラギやイチゴがあります。

ヒイラギにこの花言葉が付いた理由は少しずつ葉の形が変わることから、イチゴにこの花言葉が付いた理由はイチゴの葉と根を入れた水が視力の回復に良いとされたことからです。

「ソヨゴ(冬青)」が持つ「先見の明」の由来になりそうな性質としてはサカキが自生しない寒冷な地方において、サカキの代用として神事に使われてきたことでしょうか。

一部地域では神社に植えられていることもあるそうです。

「ソヨゴ(冬青)」の豆知識

「ソヨゴ(冬青)」は日本(本州、四国、九州)、中国、台湾に分布し、野生下では山地にてよく見られます。

また庭木として人気で、耐寒性や耐陰性がある、成長が遅いなどといった性質があることから栽培は比較的容易な方です。

とはいえできる限り日が十分に差し、強すぎる風に当たらない場所に植えた方が良いでしょう。

最終的には7~10mほどの高さになることもありますが、根はあまり深く張らないため暴風に晒されると倒れてしまう危険があります。

また、雌株が秋になると付ける丸くて赤い実も観賞価値が認められているものです。

人間が食べることはできませんが、野鳥は食べることがあります。

加えてその樹皮はかつては鳥もちの原料として、その木材は道具や工具の柄やそろばんの珠などとして、その葉は染料として使われてきました。

まとめ

「ソヨゴ(冬青)」は丈夫な葉を持つモチノキ科の常緑小高木です。

「フクラシ」「フクラシバ」「フクラモチ」とも呼ばれます。

大きさ4mmほどのとても小さな白い花を付けますが、その後に付く赤い実や冬でも青々としている葉の方が鑑賞対象になりがちです。

花言葉は「先見の明」

その由来は不明ですが、学校や事務所、お店などに植える木としてもふさわしいと言えるでしょう。

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