「センブリ」という花をご存知でしょうか。
日本・中国・北朝鮮を原産国とする、リンドウ科センブリ属の二年草です。
今回は「センブリ」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「センブリ」の花言葉
「センブリ」の3つの花言葉を、さっそくご紹介します。
「はつらつとした美しさ」
「センブリ」の花は、白地に紫色のラインが入った5枚の花びらが、ピンと張って上向きに咲いています。
まさに、「はつらつとした美しい姿」をしています。
「センブリ」の花を眺めていると、思わず背筋が伸びてしまうような、元気を与えてくれる花です。
「義侠の愛」
「センブリ」は、様々な胃の不調を和らげる効能があることから、古くから生薬として重宝されています。
そうした、人々の助けになっていることが由来となり、「義侠の愛」という花言葉が生まれました。
困った時の救世主として親しまれています。
「安らぎ」
白い花びらに何本もの紫色のラインが入っている花は、個性があってとても美しいです。
その美しさで心が穏やかになることと、生薬として症状を落ち着かせていたことが由来となり、「安らぎ」という花言葉が生まれました。
心と身体を和ませてくれる植物です。
「センブリ」の名前の由来
「センブリ」は、全草がとても苦いことで有名です。
その草を、千回振り出してみてもまだ苦いことから、「センブリ」という名前がつきました。
漢字では、「千振」と書きます。
「センブリ」の豆知識
生薬の中でもっとも苦いと言われる「センブリ」ですが、その苦みで自らの身を虫から守っていることをご存知でしょうか。
只々苦いだけではなく、身を守る武器として効果を発揮していたのです。
苦みで虫を寄せ付けないという特性を生かして、防虫剤・殺虫剤として「センブリ」が使われていたこともありました。
苦みで自らの身を守り、生薬や防虫剤として人々に貢献していた「センブリ」は、「義侠の愛」という花言葉がふさわしい、とても頼りがいのある植物です。
まとめ
「センブリ」は、とても苦いお茶として一躍有名になりましたが、魅力はそれだけではありません。
はつらつとした明るく綺麗な花を咲かせる、美しい植物です。
どこかで「センブリ」を見かけた時は、その美しい姿をゆっくりと観察してみてください。