「センニチコボウ(千日小坊)」は、ヒユ科ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属)の多年草です。
「センニチコウ(千日紅)」と混同しやすい名前ですが、別種です。
原種は南米のペルー、エクアドル原産で、本種は日本で作られた品種です。
花は赤紫の小花が玉状に集まり、長く色が保たれます。
花期は10月から12月です。
今回は、「センニチコボウ」の花言葉について解説します。
「センニチコボウ(千日小坊)」の花言葉
「色あせぬ愛」「喜びを伝える」「静寂」「変身」などがあります。
良い意味も多いですが、少々不穏な言葉も混ざるため、お祝い事など様々な人に向けて贈る場合は注意が必要です。
「色あせぬ愛」
1輪が1ヶ月も咲き続ける「センニチコボウ」の様子から付いた花言葉です。
「永遠の愛」「不老長寿」「不朽」も同じ由来で付いています。
プロポーズに贈るのに向きます。
結婚後に配偶者に贈ったり、家族愛が育まれる事を願って庭に植えるのも良いでしょう。
長寿を願い、両親や祖父母に贈っても意味が合います。
この花言葉が合わないのは、近くにプロポーズ予定がない恋人です。
期待が裏切られた時の方が、最初から期待していない時よりダメージが大きいものです。
「喜びを伝える」
鮮やかな花が枝分かれして多数咲く姿から、喜びを口々に伝える様子が連想されます。
結婚報告の葉書のデザインなど、良い便りに合います。
「静寂」
「センニチコボウ」は株全体としては賑やかな花ですが、花1つを見た時、花弁を大きく広げる事もなく、押し黙っているように見える事からイメージ出来る花言葉です。
物静かな友人に贈るのに向きます。
静けさを感じて欲しい庭園に、ひと株だけ植えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、お喋り好きで賑やかな人です。
「静かにして欲しい」というメッセージで贈ったとしても、人間誰しも自分がうるさいという自覚はないので通じません。
「変身」
秋から冬にかけて紅葉する様子から付いた花言葉です。
「熱すると冷める恋」という花言葉は、その後また緑の葉が生える様子からイメージできます。
TPOに合わせて振る舞いを切り替えられる友人に贈るのに向きます。
関係が浅い相手には、悪口に聞こえてしまう場合があるので向きません。
まとめ
「センニチコボウ」は特徴的な花です。
花言葉を知っていれば、更に興味を深められるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。