「セイヨウトネリコ」は、モクセイ科トネリコ属の落葉樹です。
ヨーロッパ全域に自生がみられ、回復力があり成長が早い事から、木材や燃料として利用されていました。
花に花弁はなく、枝先に枝分かれした花茎をつけ、クリーム色の小花を咲かせ、遠目には毛くずのようにも見えます。
今回は、「セイヨウトネリコ」の花言葉について解説します。
「セイヨウトネリコ」の花言葉
「思慮分別」「偉大」「高潔」「私といれば安心」などがあります。
いずれも良い意味で、頼れる人へ贈るにも、自分が守りたい相手に贈るにも合います。
「思慮分別」
「セイヨウトネリコ」は、北欧神話の世界を支える樹木「ユグドラシル」のモデルになっています。
ユグドラシルは、世界の象徴であり、根元の泉の水を飲むと叡智が授けられるとされる事からこの花言葉が付いています。
他に「服従」「威厳」という花言葉もあります。
頭の良さには様々な方向性がありますが、思慮分別は判断や振る舞いに関わるため、社会生活の中では実践的なものです。
子供の教育のために、「セイヨウトネリコ」を植えたり、木工品を使うのも良いでしょう。
一方、知性に対して否定的な人へ贈るには向きません。
彼らにとって、知性を得る事はこれまでの否定になるため、受け容れられないのです。
「偉大」
ユグドラシルのイメージや、ドーム型で立派な樹形からイメージされた花言葉です。
固く丈夫で、建材にも利用された事も意味が合います。
他の花言葉は「荘厳」です。
偉大な業績を成し遂げた人への贈り物や、記念碑に木陰を作るために植えるのも良いでしょう。
「高潔」
こちらもユグドラシルのイメージでついた花言葉です。
振る舞いが気高く潔い人へ贈るのに向きます。
自分の心がけとして、庭木などにするのも良いでしょう。
「私といれば安心」
ヨーロッパの北部では、家の周囲に植え、住人が保護されるよう期待した事が由来です。
一緒にいれば安心出来る人というのは、子供の頃は親だったでしょう。
安心だった反面、離れた時の解放感も大きかった筈です。
誰かに贈る時は、相手が窮屈に思っていないか、時々気にする事は必要です。
当初に守る必要があったとしても、今もそうとは限らないのです。
まとめ
「セイヨウトネリコ」は、北欧神話のユグドラシルのモデルになった樹木です。
花言葉にも影響が出ており、「思慮分別」「服従」「威厳」「偉大」「荘厳」「高潔」「私といれば安心」といった壮大な言葉が多く付きます。
植物への興味を深めてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。