5月から7月にかけて甘い香りと繊細な花びらで人を引き付ける「スイカズラ(吸葛)」。
別名「忍冬(ニンドウ)」または「ハニーサックル」とも呼ばれることがあります。
日本や東アジア原産で、スイカズラ科スイカズラ属に属するつる性の半常緑樹です。
今回はそんな「スイカズラ(吸葛)」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「スイカズラ(吸葛)」の花言葉「愛の絆」
「スイカズラ(吸葛)」の花言葉ひとつめは「愛の絆」です。
これは「スイカズラ(吸葛)」が他の植物に絡みつくように成長することから、深い絆の象徴とされたことに由来します。
また「スイカズラ」は花の根元に蓄えられた甘い蜜を吸って味わうことができます。
その上品な甘さも「愛の絆」という花言葉にぴったり。
新婚夫婦の新居に植えるのにふさわしい植物です。
「スイカズラ(吸葛)」の花言葉「友愛」
「スイカズラ(吸葛)」のしっかりと巻き付く姿は「友愛」という花言葉にもなりました。
子どもの頃、友人と「スイカズラ(吸葛)」を吸った記憶のある人も多いのではないでしょうか。
公園などに植えてあることも多い植物ですので、お友達とお散歩にでかけたときは「スイカズラ」の甘い香りの花を一緒に探してみてください。
「スイカズラ(吸葛)」の花言葉「献身的な愛」
「スイカズラ(吸葛)」には「献身的な愛」という花言葉もあります。
「スイカズラ(吸葛)」が巻き付くようすが相手に尽くしているように見えるところから付きました。
また「スイカズラ」は生薬としても解熱や痛み止めの効果があるとされており、そんなところも「献身的」に映ったのでしょう。
いつも優しく見守ってくれる母の日の贈り物として、「スイカズラ」の鉢植えをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
「スイカズラ(吸葛)」の名前の由来
「スイカズラ(吸葛)」という名前は、漢字が示すとおり「甘い蜜を吸うことのできる葛」という意味です。
英語のハニーサックルも「蜜を吸う」という意味なので、世界中でこの花の蜜を味わっていることが分かりますね。
また「忍冬」という漢字は冬の寒さにも耐えて花を咲かせることから来ています。
繊細な見た目の植物ですが、強い生命力を持っている植物なのです。
まとめ
「スイカズラ(吸葛)」はとても身近な植物で、赤毛のアンやシェークスピアの真夏の夜の夢にも登場しています。
初夏の日差しに甘い香りを放つ「スイカズラ(吸葛)」の花をぜひお手元に迎えてその甘みを楽しんでください。