「ジュズダマ(数珠玉)」はイネ科「ジュズダマ」属の多年草です。
東南アジア、インドなど熱帯アジア原産で、日本全域に分布します。
水辺を好み、野原や空き地、湿地などに自生が見られます。
雌花は壺型で、雄花はホップに似た鱗状となり、花期は7月から10月です。
秋には直径9mm程の固いホーロー質の果実をつけます。
今回は、「ジュズダマ」の花言葉について解説します。
「ジュズダマ(数珠玉)」の花言葉
「祈り」「恩恵」「成し遂げられる思い」があります。
良い意味の花言葉ですが、仏教の数珠のイメージから付いたものなので、他教を深く信じている人には向きません。
「祈り」
「ジュズダマ」の実は頑丈で穴が開いているため、糸を通して仏教で祈る時に使う法具の「数珠」のように加工出来る事から付いた花言葉です。
「ジュズダマ」が実際に数珠として使われていたかは不明ですが、近縁の「オニジュズダマ」には使用例があります。
法具としての数珠は、108珠が繋げられたもので、念仏や真言の回数を数えるために使われましたが、数を気にしない宗派では単なる仏への崇敬を表す為に使われます。
健康や幸せなど何かしらの祈りをこめて友人や肉親に贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が特に合わないのは、反宗教的な思想の人です。
宗教がいかに害悪であるという演説が始まってしまうでしょう。
「恩恵」
こちらも数珠のイメージから、祈りが聞き入れられ、何かしらの恩恵が与えられるという意味から付いた花言葉です。
良い事をして貰った友人や、両親に贈るのに向く花言葉です。
感謝の気持ちと繋がるため、恩師に対して贈るのにも合います。
自然の恵みであるジビエの販売サイトのデザインにも使えます。
この花言葉が合わないのは、損得勘定で繋がっている相手です。
取引が完了している時点でイーブンなので、双方に恩もなければ恵まれたものもありません。
「成し遂げられる思い」
やはり数珠が元で、祈りに対して受けた恩恵で、思いが成し遂げられたというイメージの花言葉です。
長年の夢を実現した友人や、告白して付き合い始めた恋人、プロポーズを受けてくれた配偶者などに贈るのに向きます。
叶えたい夢がある時、思いを込めながら「ジュズダマ」で小物を作るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、何かを達成していても、それが妥協した結果である場合です。
具体的には、滑り止めの大学へ進学が決まった教え子や、就職活動に失敗して家業を継ぐ事になった友人などです。
端からはそれなりに良い状況に見えても、本人はそう思っていないため、喜んでは貰えないでしょう。
まとめ
「ジュズダマ」は果実に特徴がありますが、花はあまり目立たない植物です。
花言葉を知っていれば、存在に気づき楽しむ事も出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。