砂浜で目を惹く真っ白な「シロヨモギ(白蓬)」は、キク科ヨモギ属の多年草です。
海外では朝鮮半島、極東ロシア、国内では新潟県以北から北海道にまで分布し、日当たりの良い海岸の砂地で生育します。
キク科ですが花(頭花)は花弁(舌状花)を持たず、中心の筒状花しかないため蕾のままのように見えます。
花期は8月から10月です。
今回は、「シロヨモギ」の花言葉について解説します。
「シロヨモギ(白蓬)」の花言葉
「幸福」「平和」があり、同属のヨモギの花言葉と共通します。
どちらも良い意味なので、お祝いや挨拶などに使う事が出来る花言葉です。
一方、不幸な時やお見舞いとしては、場違いになってしまいます。
「幸福」
人間にとって幸福を感じられるものは何か、と尋ねればどんな答えが返って来るでしょう。
愛する人、おいしいもの、心地よい衣類、安心出来る家、美しい音楽や美術品、お金など、人それぞれです。
ですが、一番大事なのは自分の健康です。
調子が悪い時は、気分が落ち込み何にも心が動かないものです。
古来、万能薬としてヨモギは用いられ、「シロヨモギ」にもその薬効が認められます。
東洋では毛を集めたお灸も医療法として用いられました。
そんなところから付いた花言葉です。
結婚したり仕事で成功したり、幸せを感じている友人や恋人、親族に贈るのに向きます。
また、今後の幸せを願うという意味でも使えます。
スマホの待ち受けにして、幸福になれるよう日々努力するのも良いでしょう。
この花言葉が特に合わないのは、大事な人を失った直後の人です。
このような場合は、まず相手の辛い気持ちに寄り添った花言葉が付いた花を選ぶべきでしょう。
「平和」
平和と言っても、「シロヨモギ」が戦争を食い止めた、というようなエピソードはありません。
こちらもヨモギ属の薬効からイメージされた花言葉です。
病気の時は、身体の辛さに加えて気分も落ち込みがちで、正しく戦争状態と言えます。
これを予防したり治癒させる「シロヨモギ」は、平和の立役者そのものです。
争いを好まず笑みを絶やさない友人などに贈るのに向く花言葉です。
平和を党是とする政党のシンボルにしても良いでしょう。
人生に不要な波風が立たないように、自宅で育てるのにも合います。
この花言葉が向いていないのは、1つは結婚するつもりがない恋人です。
このまま関係を進展させるつもりがない、つまり遊びの関係と言っているように受け取られる可能性があります。
もう1つは配偶者です。
家庭の平和のために頑張ってくれてありがとう、なら良いのですが、「平和だね」と状態を表すだけだと、「こちらの苦労も知らないで」と反感を持たれます。
まとめ
浜辺を歩く時、「シロヨモギ」を目にする事もあるでしょう。
花言葉を知っていれば、幸せな気分になれるかも知れません。
風景に彩りを加えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。